わたしは2017年〜2018年の約一年間、地方のホテルに住み込みで働くリゾートバイトという働き方をしていました。
それまで私は、家から通える範囲の企業に就職して、出勤するのが普通の働き方だと思っていました。
大学を卒業してから都内でOLやって、転職繰り返して…
なんとなく「仕事するなら東京いるしかないか〜」と思って過ごしていました。
色々転職を繰り返したり、勤めた会社が業績不振で雇い止めにあったり、職業訓練でWEBデザインを学んだり
色々なことをしているうちにもうちょっと自由な働き方ってできないのかな?と探すようになりました。
そこで見つけたのがリゾートバイト。
派遣社員として繁忙期の地方のホテルの寮に住み込みで働き、寮費・食費・光熱費を抑えながら稼げるというのです。
派遣会社に所属して全国各地のリゾートホテルで働くことができ、働くホテル、職種、期間も自分で選ぶことができる自由度が高い働き方だと思います。
私はこのリゾートバイトで箱根、山梨県、淡路島、飛騨高山の4ヵ所のホテルで働きました。
どこも観光地として有名なところで、仕事がオフの日は観光をして楽しみました。
母とクルーズ旅行に行くためにまとまった資金が必要になり、最初のリゾバ先は短期で2ヶ月働いて30万円ほど貯金をしました。
その時にホテルのお仕事が楽しかったのと、家賃・光熱費・食費がかなり抑えられて、観光地ではありますが田舎なのでお金を使う機会が東京に居た頃より減って貯金ができたので効率的にお金が稼げることに驚きました。
その後、ワーキングホリデーの渡航資金のためにまたリゾートバイトをして120万円ほど貯金をしました。
リゾートバイトのおかげで効率的に貯金ができたので、やりたいことをどんどん実現できました。
ホテルの仕事も、海外のお客さんがたくさん来るようなホテルを選んで英語を使いながら働くことができて勉強になりました。
職種はレストランのホールスタッフとフロントの仕事をリゾートバイトで経験しました。
この約2年間の経験は「ホテルの仕事なら多少はできるぞ!」という自信にもなりました。
私は地元が宮城県の仙台市で、高校からは神奈川県に住んでいるのですが
この2カ所以外の土地で働いて暮らすことができる体験ができたのもリゾートバイトだからできたのかなと思っています。
「旅するように働ける」ってこういう形でも実現できるんだ、と思いました。
私は地方移住にも興味があったのでこのリゾートバイトの働き方は移住の下見のような部分もあって非常に楽しかったですね。
日本のリゾートホテルも売り上げが減り、なかなか経営を立て直すことが難しい状況にあります。
私自身も働いていた派遣先のホテルの予約が激減し2020年3月に派遣切りにあいました。
現在は日本国内のGotoキャンペーンによる一時的に売上が上がったりしていますが根本的な健全化対策ではありません。
ですのでホテル業界の現場で働くスタッフたちが振り回されている、という印象も受けます。
事態が収束し、ホテル・観光業界の経営が回復した際にはまたリゾートバイトの派遣スタッフの需要も高まるのではないかと思いますが現時点ではあまりおすすめできないように思います。
派遣でお仕事を始める時に知っておきたいリンク
「どんなことが労働法違反にあたるのか?」に気付きにくいもの。
派遣社員はどうしても弱い立場になるので知って労働相談の事例や一人でも入れる派遣ユニオン、相談窓口について知っておきましょう。
派遣ユニオン
労働相談・あっせん事例|東京都労働相談センター
私がお世話になった派遣会社
2020年のコロナ危機以降、国外・国内は依然としてウイルスの感染拡大の脅威と戦っていて、安心して旅行ができるようになるのはまだまだ先のようです。
事態が収束したらまたリゾートバイトに復帰するのもよさそうです。
その他、住み込み系の仕事をお探しの場合は農業や工場のお仕事もあります。
自分に合った働き方で働きたいですね。