生活寄りの労働社会論 「努力しても報われない」は気のせいじゃない ── 日本で進む“階層の固定化”と、私たちの生存戦略 2026年2月1日 最近よく聞く言葉がある。 「ちゃんと働いているのに、生活が楽にならない」「将来が見えない」「頑張っても報われる気がしない」 これ、気のせいでも甘えでもない。データがはっきり示している“構造的な現実” だ。 ■ 日本はすでに「階層社会」に入っている 日経ビジネスが紹介したデータ(2...
政治・社会 反自民に見えて、反自民ではない政治 ――参政党という「補完勢力」の構造 2026年1月30日 参政党はしばしば、既存政治、とりわけ自由民主党を強く批判する。腐敗している、国民を見ていない、外資や既得権益に支配されている――その言葉だけを見れば、「反自民」「反体制」の政治勢力に見える。 だが、少し引いて構造を見ると、違う像が浮かび上がる。 参政党は、自民党を倒す政治をしてい...
政治・社会 不安定な時代の“地図”になる──Radio Dialogue「2025年のニュース振り返り(ゲスト:猿田佐世さん)」紹介 2026年1月27日 「世界がざわついている感じはする。でも、どこから考えればいいのかわからない」そんな感覚を抱えている人に、ひとつ“整理の軸”をくれる回がありました。 D4P(Dialogue for People)が配信する Radio Dialogue の第242回(2025/12/24配信)。...
生活寄りの労働社会論 この先どうなるかは決まっていない。でも「両方の私を連れていく」ことだけは決めた 2026年1月25日 企業に勤めて、社会の中で“ちゃんとしたいと思ってた私”と。白衣を着て、現場で人と向き合ってきた私。 ようやく同じ場所に立てた二人の私 これまでは、どちらかが前に出ると、どちらかが引っ込んでいた。 社会で評価されようとすれば、現場で感じていた違和感や疲労は「考えすぎ」「慣れの問題」...
生活寄りの労働社会論 私は氷河期世代ではない。でも、楽な世代でもなかった 2026年1月24日 2013年卒、はざまの世代から見た労働社会 それは氷河期世代の話でしょ?」 就職や働き方の話をすると、そう言われることがある。 たしかに私は氷河期世代ではない。大学を卒業したのは2013年。いわゆる「ゆとり世代」に分類される。 でも、「じゃあ恵まれてたのか?」と聞かれると、どうし...
生活寄りの労働社会論 『背水の陣だね(笑)』と言われた日のこと 2026年1月24日 ―履歴書では測れないキャリアの話 私は医療系の専門学校に通い、国家試験に合格して、国家資格を取った。 学生の頃から、少しでも現場を知りたくて、学生アルバイトとして医療の現場で働いていた。経験を積むため、というのが一番の理由だった。 採用の場で、トップの人が私の履歴書を眺めながら、...
政治・社会 大義なき解散と外交リスク──政治の「軽率さ」がもたらしたもの 2026年1月21日 今回の解散は、どう考えても「大義なき解散」だ。物価高、社会保障、労働不安、災害対策――山積する課題を前にして、なぜ今、国会を解散する必要があったのか。その説明は、いまだ十分とは言えない。 とりわけ深刻なのは、高市早苗首相の政治姿勢そのものが、国内外に不要な緊張とリスクを生み出して...
AI チャットGPTに「キャリアコンサルタント」になってもらってみた話 2026年1月20日 私はどんな働き方に向いているのか。 ──キャリアコンサルタント視点で整理してもらった話 最近ずっと考えていたことがある。 「私って、どんな働き方が向いているんだろう?」 仕事はしてきた。資格も取った。経験もそれなりにある。でも、なぜかいつもどこかで消耗してしまう。 頑張っているは...
おすすめ映画 狂うしかなかった人たちの、生存戦略 ──映画『赤い天使』を観て 2026年1月20日 人は、戦争という個人ではどうにもならない状況に放り込まれたとき、高尚な選択なんてできない。 その瞬間に残されている手段で、生き延びるために反応する。それだけだ。 『赤い天使』を観ていて、登場人物たちの行動を「正しい」「間違っている」で切り分ける気には、どうしてもなれなかった。 こ...
労働問題 キャリア迷子は「設計ミス」の被害者 2026年1月19日 一本道キャリアが前提の社会で、迷わない方が無理 「自分はキャリア迷子だと思う」 そう感じたことがある人は多いと思う。やりたいことが定まらない。一度選んだ道に確信が持てない。正社員もフリーランスも、どこかしっくりこない。 でも最近、私はこう思うようになった。迷っているのは、自分の能...