労働問題 労働とジェンダー 午後3時に、仕事を止める「同じ会社に入ったのに、なぜ差が開くのか」 韓国の #PayMeToo 運動から考える、男女賃金格差の“その後” 2026年5月9日 午後3時に、仕事を止める——韓国「#PayMeToo」が問いかけること「3時以降は無給で働いている」。そんな怒りを可視化するために、韓国の女性たちは午後3時ちょうどに職場を出た。賃金格差を「数字の問題」から「身体の問題」へ変えた運動を振り返る。 2019年3月8日、国際女性デー。...
労働問題 透明な赤ちゃんと、見えない下駄ー日本の男女賃金格差ー 2026年3月21日 日本の男女間の賃金格差は、国際的に見ても大きい水準にある。 日本では近年、企業に対して男女賃金差の開示が義務化された。しかし、その制度はあくまで「開示」にとどまり、差の理由や是正までは求められていない。 一方で、韓国では、開示に加えて是正を見据えた制度づくりが進められている。 つ...
生活寄りの労働社会論 つながらない権利は「優しさ」ではなく「設計」の問題だ 2026年2月21日 「返信は月曜日でいいよ」 Xで見かけた、あるママさん会社員の投稿。週末は家事と育児で脳のリソースが持っていかれるから、返信期限を明記して連絡するようにしている、という話だった。 一見、とても配慮がある。 でも私は、少しだけ引っかかった。 常時接続社会の“善意” マイナビの調査では...
生活寄りの労働社会論 “なんか変”は甘えじゃない。職場の違和感は生存センサー 2026年2月13日 — 勅使川原真衣さん『組織の違和感』から考える、生き延びるための組織論 — 最近、静かに衝撃を受けた一冊がある。組織の違和感。著者は 勅使川原真衣 さん。 組織で働いたことがある人なら、きっと一度は感じたことがあるはずだ。 「なんか変だな」「でも、うまく説明できない」 私たちは大...
生活寄りの労働社会論 理不尽に耐えられない私は、社会不適合者なんだろうか。 2026年2月8日 ― キャリア迷子が「ハイブリッド労働」という生存戦略にたどり着くまで ― 「社会に出たら理不尽は当たり前だよ。」 きっと多くの人が、一度は言われたことがあると思う。私もそうだった。 上下関係、師弟制度、評価する側とされる側。お金を払う立場だから偉いという空気。疑問を持っても「そう...
生活寄りの労働社会論 組織の目的がズレるとき 2026年2月3日 ― 利益ではなく「トップの機嫌」が優先される構造の話 ― 組織って、何のために存在しているんだろう。 利益を出すため。価値を提供するため。働く人が安心して力を発揮できるため。 たぶん、建前はそうだ。 でも現場にいると、ときどき違和感を覚える瞬間がある。 「この組織、本当に成果を目...
生活寄りの労働社会論 「努力しても報われない」は気のせいじゃない ── 日本で進む“階層の固定化”と、私たちの生存戦略 2026年2月1日 最近よく聞く言葉がある。 「ちゃんと働いているのに、生活が楽にならない」「将来が見えない」「頑張っても報われる気がしない」 これ、気のせいでも甘えでもない。データがはっきり示している“構造的な現実” だ。 ■ 日本はすでに「階層社会」に入っている 日経ビジネスが紹介したデータ(2...
生活寄りの労働社会論 この先どうなるかは決まっていない。でも「両方の私を連れていく」ことだけは決めた 2026年1月25日 企業に勤めて、社会の中で“ちゃんとしたいと思ってた私”と。白衣を着て、現場で人と向き合ってきた私。 ようやく同じ場所に立てた二人の私 これまでは、どちらかが前に出ると、どちらかが引っ込んでいた。 社会で評価されようとすれば、現場で感じていた違和感や疲労は「考えすぎ」「慣れの問題」...
生活寄りの労働社会論 私は氷河期世代ではない。でも、楽な世代でもなかった 2026年1月24日 2013年卒、はざまの世代から見た労働社会 それは氷河期世代の話でしょ?」 就職や働き方の話をすると、そう言われることがある。 たしかに私は氷河期世代ではない。大学を卒業したのは2013年。いわゆる「ゆとり世代」に分類される。 でも、「じゃあ恵まれてたのか?」と聞かれると、どうし...
生活寄りの労働社会論 『背水の陣だね(笑)』と言われた日のこと 2026年1月24日 ―履歴書では測れないキャリアの話 私は医療系の専門学校に通い、国家試験に合格して、国家資格を取った。 学生の頃から、少しでも現場を知りたくて、学生アルバイトとして医療の現場で働いていた。経験を積むため、というのが一番の理由だった。 採用の場で、トップの人が私の履歴書を眺めながら、...