NEW 労働問題 金の卵を産む鵞鳥は、もう殺された──働く人をすり減らしてきた社会の結末 2026年10月13日 Xで、働く人を安い給料で長く働かせ続ければ、その人たちが商品やサービスを買うお金もなくなり、結局は経済が回らなくなる、という趣旨の投稿を見かけました。 その返信で紹介されていたのが、イソップ寓話の「金の卵を産む鵞鳥」。 このたとえが、とてもしっくりきました。 ただ、私が感じたのは...
この社会のこと 自分の心と体を守るために、居場所を選べる自分でありたい 2026年10月4日 「他人の心を壊す職場のモンスターとは、すぐに距離を置こう」 そんな趣旨の投稿を見かけて、すごく実感した。 私自身、誰かを傷つける言動が繰り返され、それが放置されている組織には、なるべく長く身を置かないようにしている。 理不尽な扱いに耐えることを、自分の当たり前にしたくない。働く場...
政治・社会 通勤手当で社会保険料が上がる? 仕事に行くためのお金まで「報酬」になる違和感 2026年10月2日 会社から支給される通勤手当。 これは、働きに行くために必要な交通費を補うお金だと思っていました。ところが、通勤手当も社会保険料の計算に含まれると知って、疑問を感じました。 定期代が上がって、その分を会社が補ってくれたとしても、社会保険料まで上がる場合がある。 生活に使えるお金が増...
ジェンダー 育休を取る人と支える人を対立させない。お互いさまのその先へ――滋賀県「育休応援手当」に思うこと 2026年9月21日 「お互いさま」の、その先へ。支える側の人生にも目を向けたい 『武田砂鉄のラジオマガジン』を聴いていたら、月曜ゲストのマライさんが、出産後に変わったご近所との関係について話していた。 子どもが生まれる前よりも、地域の人が笑いかけてくれるなど、フレンドリーに接してくれるようになったと...
生活寄りの労働社会論 『そんなに私は安くない』と言えるようになるまで 2026年7月27日 以前の私は、給与は会社が決めるものだと思っていた。 提示された条件を受け入れるのが普通で、「もう少し条件を相談できますか?」なんて言える人は、ごく一部だと思っていた。 でも今回、私は初めて、自分から給与について相談した。 「わがままなんじゃないか」という葛藤 正直、怖かった。 新...
労働問題 「副業しろ」の前に問うべきこと。本業だけで暮らせない社会は健全なのか 2026年7月17日 最近、SNSでこんな投稿を見かけました。 「テレビって、節約しろ、副業しろ、資産形成しろとはよく言う。でも『本業だけで生活できないことのおかしさ』はあまり報道しない。」 思わず考え込んでしまいました。 もちろん、節約も、副業も、資産形成も大切です。 私自身もAIを活用したり、情報...
生活寄りの労働社会論 アンダークラス新自由主義右翼 努力不足ではなかった。「新しい階級社会」という言葉で見えた日本 2026年7月2日 「頑張れば、いつか報われる。」 私もずっと、その言葉を信じて生きてきました。 勉強して、働いて、資格を取って、新しいことに挑戦して。そうやって努力を積み重ねれば、いつか生活は安定し、自分らしく生きられるようになると信じていました。 でも現実は、そう単純ではありませんでした。 最近...
労働問題 労働とジェンダー 午後3時に、仕事を止める「同じ会社に入ったのに、なぜ差が開くのか」 韓国の #PayMeToo 運動から考える、男女賃金格差の“その後” 2026年5月9日 午後3時に、仕事を止める——韓国「#PayMeToo」が問いかけること「3時以降は無給で働いている」。そんな怒りを可視化するために、韓国の女性たちは午後3時ちょうどに職場を出た。賃金格差を「数字の問題」から「身体の問題」へ変えた運動を振り返る。 2019年3月8日、国際女性デー。...
労働問題 透明な赤ちゃんと、見えない下駄ー日本の男女賃金格差ー 2026年3月21日 日本の男女間の賃金格差は、国際的に見ても大きい水準にある。 日本では近年、企業に対して男女賃金差の開示が義務化された。しかし、その制度はあくまで「開示」にとどまり、差の理由や是正までは求められていない。 一方で、韓国では、開示に加えて是正を見据えた制度づくりが進められている。 つ...
生活寄りの労働社会論 つながらない権利は「優しさ」ではなく「設計」の問題だ 2026年2月21日 「返信は月曜日でいいよ」 Xで見かけた、あるママさん会社員の投稿。週末は家事と育児で脳のリソースが持っていかれるから、返信期限を明記して連絡するようにしている、という話だった。 一見、とても配慮がある。 でも私は、少しだけ引っかかった。 常時接続社会の“善意” マイナビの調査では...