『そんなに私は安くない』と言えるようになるまで
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以前の私は、
給与は会社が決めるものだと思っていた。

提示された条件を受け入れるのが普通で、
「もう少し条件を相談できますか?」
なんて言える人は、ごく一部だと思っていた。

でも今回、
私は初めて、自分から給与について相談した。


「わがままなんじゃないか」という葛藤

正直、怖かった。

新人なのに。
経験もまだ浅いのに。

「生意気だと思われるかな」
「嫌われるかな」

そんなことばかり考えていた。


でも、積み重ねてきたものがあった

私は一直線のキャリアではない。

ECサイト運営。
Web制作。
接客。
ホテル。
情報発信。
そして鍼灸。

遠回りに見えるけれど、
その全部が今につながっている。

だから私は、

「この仕事なら、このくらいの価値は提供できます」

と言える材料を少しずつ持てるようになった。

「もっと給与を上げてほしい」という感情論ではありません。

国家資格を持つだけでなく、これまでECサイト運営やWeb制作、業務改善、情報発信など、さまざまな分野で経験を積んできました。

それらの経験を組み合わせることで、施術だけではなく、集客や業務改善、情報発信など、組織全体に対して複合的な価値を提供できると考えています。

そのため、求人票に記載されている最低ラインではなく、私が提供できる価値を踏まえた条件でご評価いただけないか、ご相談しました。

私は「資格」に対して給与を求めたのではない。

「資格 × 過去の経験 × 今後組織にもたらせる価値」に対して評価してほしい、と伝えた。


給与交渉は「もっとください」ではない

交渉は、

「お金をください」

ではなく、

「この仕事には、このくらいの価値があると思っています」

という意思表示だった。


自分だけの問題ではない

もう一つ思ったことがある。

もし私が

「まあ、いいか」

と安く受けてしまえば、

次に入ってくる人も、
その金額が基準になるかもしれない。

もちろん、
一人で相場を変えられるとは思っていない。

でも、
自分から相場を下げる側にはなりたくなかった。


給与交渉は、
強い人だけがするものではなかった。

自分が積み重ねてきた時間を、
自分自身が認めるための行為でもあった。

もちろん、交渉が通るとは限らない。

でも、
結果よりも大きかったのは、

「私は自分の価値を、自分で安売りしなかった」

そう思えたことだった。

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