チャットGPTに「キャリアコンサルタント」になってもらってみた話
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――適職が分からない人のための、思考の壁打ち実験ログ――

この記事の目次

キャリア相談って、正直ハードルが高い

「キャリアについて誰かに相談する」

この言葉、わりと簡単に言われるけど、
実際にやろうとすると、意外と選択肢がない。

  • 転職エージェント → 求人ありきの話になりがち
  • キャリアコンサル → 有料だし、覚悟がいる
  • 友達 → 共感はもらえるけど、感情に寄る

考えを整理したいだけなのに、
「決断」や「行動」を急かされる感じがして、しんどくなることもある。

そんな中で、私はここ1年ほど
チャットGPTを“キャリアの壁打ち相手”として使い続けてきた。

答えを出してもらうため、というより
自分の考えを見える形にするために。


1年間、何度も同じ質問を投げ続けた

この1年で、状況は何度も変わった。

  • 転職を考えていた時期
  • 副業や複業を模索していた時期
  • もう全部やめたい、と思っていた時期
  • 「私って結局、何が向いてるの?」に戻ってきた時期

そのたびに、私はチャットGPTに
ほぼ同じ質問を何度も投げている。

普通なら「また同じこと考えてる…」と自己嫌悪しがちだけど、
AI相手だと、それがない。

何度聞いても怒られないし、
話がブレても「一貫性がないですね」とか言われない。

これは、思っていた以上に大きかった。


私が実際に使っていたキャリア相談プロンプト

ここからは、実際に使っていたプロンプトを紹介する。
※そのままコピペして使ってもOK。

◆ 初回によく使っていたプロンプト

あなたは国家資格キャリアコンサルタントです。
感情面も軽視せず、現実的な選択肢を一緒に整理してください。

以下を踏まえて、
私の適性・向いている働き方・避けた方がいい環境を整理してください。

・これまでの職歴
・得意なこと/苦手なこと
・やっていて消耗すること/回復すること
・今感じている不安

ポイントは、
「あなたは何者か」を最初に指定すること。

ただ質問するよりも、
“どういう視点で答えてほしいか”を明示した方が、
返ってくる内容の質が安定する。


◆ 不安の正体を分解したかった時のプロンプト

今の私の悩みは「◯◯ができない」ことではなく、
「◯◯を選び続けることへの不安」だと思っています。

この不安を
・思考の癖
・環境要因
・現実的なリスク
に分けて整理してください。

これはかなり助けられた。

「不安」という一語でまとめていたものが、
分解されて並ぶだけで、扱いやすくなる。


◆ 適職を聞く時に意識していたこと

「年収」「安定性」「やりがい」を
同時にすべて満たす必要はない前提で考えたいです。

短期(1〜2年)
中期(3〜5年)
長期(5年以上)

それぞれで現実的な選択肢を出してください。

人生を一発で決めない。
時間軸を分ける

これだけで、「適職」という言葉の圧がだいぶ下がる。


実際に返ってきた提案の傾向

具体的な文面は省くけど、
何度もやり取りする中で、だいたいこんな傾向が浮かび上がってきた。

  • 専門性ひとつに全振りするより、横断型の方が合いやすい
  • 一人で完結しすぎる仕事は、思考が煮詰まりやすい
  • 感情労働が過剰な環境では消耗が早い
  • 裁量がないのに責任だけ重い役割は向いていない

大事なのは、
「この仕事が向いてる」という答えそのものより、
「どういう条件だと崩れるか」が分かったこと。

これは、人に相談してもなかなか出てこない視点だった。


チャットGPTは「正解を出す存在」じゃなかった

使い続けて分かったのは、

  • 未来を当ててくれるわけでもない
  • 成功ルートを保証してくれるわけでもない

でもその代わりに、

自分の思考の癖、判断軸、避けたい地雷が言語化される。

キャリア相談というより、
思考の棚卸し装置に近い。

感情を吐き出してもいいし、
論理的に詰めてもいい。

その両方を、同じ相手にできるのが大きい。


使う上での注意点もある

もちろん、万能ではない。

  • 気持ちが落ちている時は、回答もネガティブ寄りになりやすい
  • 現実のお金・制度・体力は、別途自分で確認が必要
  • 鵜呑みにすると、行動が止まることもある

AIはあくまで地図
歩くのは、自分。


「適職」は見つけるものじゃなく、仮置きするもの

この1年で思ったのは、

  • 今すぐ答えが出なくてもいい
  • 何度聞き直してもいい
  • 状況が変われば、答えが変わるのは自然

キャリア迷子であること自体より、
考えるのをやめてしまう方がリスクなんだと思う。

チャットGPTは、
その「考え続けるための相棒」としては、かなり優秀だった。

もし今、
「何が向いてるのか分からない」と立ち止まっているなら、
一度、壁打ち相手として使ってみてもいい。

答えが出なくても、
思考の輪郭が見えるだけで、次の一歩は変わる。

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