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SNSを見ていて、「Flood the Zone(洪水作戦)」という言葉を知った。

意味はとてもシンプルだ。

次々と大きなニュースを出し続けることで、人々やメディアが一つひとつを十分に検証できなくなる。

昨日の問題を調べ始めた頃には、今日は新しい問題。

明日にはまた別の話題。

すると、一つひとつの政策や出来事について深く議論する時間が失われてしまう。


もちろん、実際に意図して行われているかどうかは個別に検証する必要がある。

ただ、この考え方そのものは、今の情報社会を考える上でとても示唆的だと思った。

私自身もSNSを見ていて、

「そういえば、あのニュースどうなった?」

と思うことが本当に多い。

怒って、驚いて、拡散して、翌日には忘れる。

そんなサイクルを繰り返していないだろうか。


民主主義は、本来時間がかかるものだ。

議論し、反対意見を聞き、修正し、納得できる答えを探していく。

だからこそ、大きな制度変更や重要な法律ほど、一つずつ丁寧に検証される必要がある。


スマートフォンを開けば、無限に情報が流れてくる時代。

だから私は、「新しいニュースを追うこと」より、「一つのニュースを最後まで追うこと」を大切にしたい。

情報に流されるのではなく、自分で立ち止まり、考える。

それが今の時代に必要な情報リテラシーなのかもしれない。


情報があふれる時代だからこそ、

「何が話題になっているか」だけでなく、

「何が話題から消えてしまったのか」

にも目を向けたい。

それが、私たち一人ひとりが民主主義を支えるためにできる、小さな行動なのではないだろうか。

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