クリエイターが作品をつくるとき、
一番最初にのしかかるのは 「制作ツールのコスト」 です。
私もかつて、Adobe CCを毎月支払うことを
“クリエイターの税金”
みたいなものだと感じていました。
PhotoshopやIllustratorは確かに強力だけど、
「フリーランスが毎月7,000〜10,000円を払うのは普通でしょ?」
という空気がクリエイティブ業界にはあります。
でも、AIやノーコードツールが急速に広がる今、
“創作の固定費を見直すこと”は立派な生存戦略です。
そこで台頭してきたのが、
買い切り型のAffinity(アフィニティ)。
そしてもう一つ、
私自身が愛用している Canva Pro。
実はこの2つ、
Adobeの代わりではなく、Adobeを超える新しい創作エコシステムを作れます。
この記事の目次
✨Affinityとは?──買い切りでプロ品質を使い続ける自由
英国 Serif 社が開発する、買い切り型のクリエイティブツール。
- Affinity Photo(Photoshop相当)
- Affinity Designer(Illustrator相当)
- Affinity Publisher(InDesign相当)
一度買えば、サブスクなしでずっと使える。
Adobe税に疲れたクリエイターを静かに救ってくれる存在。
✨Adobe vs Affinity──生存戦略としてどちらが合理的?
① コスト
Adobe CC:年間 7〜8万円
Affinity:1本 1万円前後(買い切り)
固定費として積み上がらないのは、事業者にとって強い。
② 機能
Affinityは
“仕事に必要な9割”は普通にできる
レベル。
特に
- ベクターデザイン
- 写真編集
- ZINEや冊子制作
はAdobeの代わりとして十分。
③ 動作の軽さ
Adobeの重さに疲れた人には、
Affinityの軽快さは革命レベル。
④ なぜ“Adobe互換ソフト”でなく独自進化しているのか
Affinityは後発だからこそ、
既存の不満を反映してUIを最適化している。
✨Canva課金ユーザーの私が感じる「Affinityとの相性の良さ」
Canva Pro は
- SNS画像
- アイキャッチ
- テンプレートデザイン
- 動画編集まで可能
という万能ツール。
でも…
Canvaの弱点
- 細かいレイアウト調整が難しい
- ベクター編集が弱い
- 印刷物の制作には限界がある
- デザインを“詰める”作業には向いていない
逆にAffinityは、この弱点を全部カバーする。
✨Affinity × Canva = 最強の“ハイブリッド創作環境”
この組み合わせが本当に強い。
◆ Canvaで作るべきもの
- SNSバナー
- インスタ投稿
- YouTubeサムネ
- 動画
- テンプレート系
- コラージュ系
→ スピード重視。大量生産に向く。
◆ Affinityで作るべきもの
- ロゴ
- 図表
- ZINE
- 名刺やチラシ
- 書籍レイアウト
- こだわりたいビジュアル
→ 精密加工・プロ品質が必要な領域。
どちらか一方ではなく、
“Canvaの拡張ツールとしてAffinityを置く”
という考えが一番しっくりくる。
✨実際、私が使って感じたこと(リアルな所感)
- Affinity Designer は Illustratorより直感的
- Publisher は ZINE 制作で本気で強い
- Photo は Photoshop経験者ならすぐ使える
- CanvaからAffinityへ書き出して細部調整できる
- 制作の“最後の5%”を決めるのに便利
そして何より…
“固定費が増えない安心感が大きい”。
クリエイターにとって固定費はメンタルに直結する。
そのストレスが減るだけで表現の自由度が上がる。
✨Affinityがおすすめな人・Adobeを使うべき人
◆ Affinityを選ぶべき人
- クリエイターの固定費を下げたい
- Adobe税から解放されたい
- SNS・ブログ・EC中心で使う
- ZINEや冊子をつくりたい
- Canvaユーザーだが“精度の高い作品”も作りたい
◆ Adobeを使うべき人
- 動画・モーショングラフィックを本格的にやる
- 大規模制作会社と仕事をする
- Illustratorの一部高度機能が必須
- Lightroomで写真管理している
✨まとめ:AI時代のクリエイターは「複数ツールで戦う」
私たちは、
Adobe一強時代の価値観をそのまま引き継ぐ必要はありません。
- Canvaの爆速性
- Affinityのプロ品質
- AIの補助ツール(画像生成・音楽生成・文章生成)
これらを組み合わせることで、
“一人でクリエイティブチームのように動ける個人”
が誕生します。
生存戦略とは、
固定費を削り、ツールの選択肢を広げ、
自分の表現を最大化すること。
Affinityはその戦略を力強く支えてくれる存在です。
Adobeを卒業してAffinityを使う日本人の方も増えていくので使い方やTipsもどんどん増えていくのではないかと期待しています。
Affinityを深く理解したい人へのおすすめリンク集】
(生存戦略秘密基地・記事末尾に貼れる仕様)
■ ブログ記事・解説編
Affinityへの乗り換えや操作方法を、経験者視点で詳しく解説してくれている記事です。
● Affinity導入のリアルな体験談
https://note.com/7ironote/n/n7a35cab89fa9
AdobeからAffinityへどう乗り換えたのか、コスト面や実際の使い心地が分かりやすくまとまっている。
● Affinity Designerの使い方(基本操作〜応用)
https://cg-kenkyujo.com/affinity-designer-thukaikata/
デザイナー目線で、押さえるべき機能や使いどころが丁寧に紹介されている。
● Affinityツールを選ぶべき理由
https://zenn.dev/actbe_tech/articles/2aa2367ca44967
Zennの技術者向け記事。Adobeとの比較がロジカルで、“生存戦略”の視点にも合う内容。
● 事業者向け:コスト削減とAffinityの相性
https://www.biz-raku.jp/useful_information_page/TSblog00333-articles
企業がデザインコストを削減するとき、なぜAffinityが選ばれるのかが分かる。
■ YouTube動画編(“まずは触ってみたい人”向け)
● Affinity Designerの基本操作(初心者向け)
最新のAIなどの流行を分かりやすく説明してくれるミキミキwebスクールさんの動画。私はAIの情報はミキミキさんの動画から得ることが多いです。
ツールの全体感をつかむのに最適な入門動画。
● Affinity Designer データを作ろう
Affinity Designerの強みが一発で理解できる。












