媚びて居場所を得る時代は、もう終わりにしていい
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ニュースで高市早苗首相の外交の様子を見ていて、
ある光景を思い出した。

強い権力を持つ相手に対して、
過剰に機嫌を伺い、
相手に合わせて振る舞う姿。

それを見たとき、ふとよぎったのが、
昔働いていた治療院での出来事だった。

院長は機嫌にムラがあり、
自分が咎められそうになると他者を攻撃し、
思い通りに動かないスタッフには嫌がらせをするような人だった。

その空気の中で、
女性スタッフたちはどう振る舞っていたか。

誰もが院長の機嫌を損ねないように、
先回りして気を遣い、
場を丸く収めるために言葉を選び、
時には過剰なほどに愛想よく振る舞っていた。

それは「優しさ」だったのかもしれない。
でも同時に、「生き延びるための最適化」でもあったと思う。

その光景を見ていて、私は苦しかった。

なぜなら、そこに
かつての自分の家庭の風景が重なったからだ。

機嫌の悪い父。
その機嫌を損ねないように振る舞う母。
「お父さんに感謝しなさい」と言われ、
空気を読んで愛想よくすることを求められる子ども。

あのとき感じていた痛々しさと、
目の前の光景が重なって見えた。

なぜ、そんなことが起きるのか。

答えはシンプルで残酷だ。

その人が「お金をくれる存在」だから。

生活がかかっている以上、
人は理不尽にも適応する。

機嫌を取ることで被害を回避できるなら、
そうする方が合理的だからだ。

でも、その構造の中で繰り返されるものは何か。

それは、
「力を持つ者に従うことが正しい」という空気と、
「媚びることで居場所を得る」という歪んだ成功体験だ。

そしてそれは、個人の問題ではなく、
社会の中で静かに再生産されていく。

けれど、今はもう違う。

日本人初の国連難民高等弁務官の緒方貞子さんのように、
日本人女性初の国際連合事務次長の中満泉さんのように、
自分の力で評価され、
言葉と実績で立ってきた女性たちがいる。

そして今は、
それぞれのフィールドで踏ん張っている女性たちが、
確実に増えている。

少しずつではあるけれど、
正当な評価も受け始めている。

だからこそ、思う。

もう、媚びなくていい。

誰かの機嫌を取ることで
居場所を得る必要なんてない。

恐怖で支配する人のもとで
自分をすり減らす必要もない。

あの治療院で見た光景も、
かつての家庭の風景も、

「そうしないと生きていけなかった時代のやり方」
だったのかもしれない。

でも、それを
これからも続ける必要はない。

自分の言葉で立つこと。
自分の仕事で評価されること。
対等な関係の中で働くこと。

それはもう、
特別なことではなくなりつつある。

媚びて得る居場所ではなく、
尊重の上に成り立つ居場所へ。

私たちは、もうそちらを選んでいい。

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