長く働くためにはまず働きすぎないことが大事だと思う。

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最低賃金も上がらない。
賃金据え置きのまま、社会保険料が上がり、年金が上がり、消費税が上がる。
家賃だって物価だって下がらない。

そりゃ同じ生活をしていたら、豊かになるはずがないのです。

「過労死」という言葉はずいぶん日本社会で言われて久しいです。
こんな言葉が普通になってしまうこと自体狂っていると思います。

まぁいろんなところで働いてきて思うのですが

体力があると思われる世代の30代で仕事に起因する精神障害が深刻なんですって。
内容としては職場の人間関係とか、上司との関係とか。

それを若者のメンタルの弱さとしている風潮があります。
企業間の競争が激しくなっていて、企業は社員に
「利益を出せ」
「生産性を高めろ」

と努力や結果を求めてきます。

次第に職場でのコミュニケーションが希薄化して
競い合い、実力主義になったり
仕事ができない人や新人などへのいじめや嫌がらせが発生しやすいとも考えます。

事実、私は色々な仕事先で新人いじめを見たり経験しましたが
現場がすでにカツカツななかに新人が放り込まれて十分なレクチャーOJTなどのサポートがなく
周りのイライラも高まって八つ当たりを行うケースをたくさん見てきました

忙しい現場=上層部がちゃんと人的資源を投入せず現場に押し付けている
とも考えられます。そういう現場を派遣先やアルバイトでも見てきました。
そういうところってみんな報われない状況で痛々しいんですよね。

2020年の振り返り。

新型コロナウイルスの猛威が世界を襲うことになった2020年。
コロナパンデミックで失業・減収・倒産、ヘイト問題など、本当に色々な問題がおきました。
社会が混乱したなかで感じるのは
ウイルスそのものが悪いのではなく
そもそも社会の仕組みやあり方に欠損やひび割れがあり、それがウイルスによって炙り出されたことにあります。
つまり自分たちが向き合わなければいけない問題が、一気に表に出てきたということです。
いつか向き合わなければいけなかったこと。

私はこの一年思うように動けず考える時間が増えました。
収入は減ったけど時間が増えたおかげで本を読んだり、情報収集したり
セミナーやイベントに参加してみたりいろんなことができました。

労働って私の貴重な人生の時間を奪っていく罪深いものなのだな…と思いましたよ。笑

なので労働のための人生にならないように
労働に私の大事な人生を絡めとられてしまわないために行動していきたいなと思います。

支出を徹底的に抑えることですね。
家計の支出で家賃が一番大きいから家賃の安いところに引っ越します。
労働に時間をさきすぎないこと。
あまり働きすぎずに、オフの日に畑を借りて野菜をつくったり
もしくはオフの日だけ農家さんのお手伝いをして野菜をもらったりとか。

あとは収入を増やす努力。
自分のビジネスをつくること。
人に雇われてコキ使われるのではなく、自分でコントロールできるようになること。

そしてお金を投資してお金に働いてもらうトレーニングをすること。
銀行に預けていても増えないからね。

生命保険に入るよりも今元気に健康で過ごすための努力をする。
掛け捨ての入院保険で最小限にとどめて、
精神的に病まないような仕事を程よいバランスで働く(こん詰めて働かないこと)
ちゃんとしたご飯を食べて、適度に運動して、しっかり寝る。

以前はワーホリに行くために派遣仕事でがむしゃらに働いてお金を稼いでいたけど
すごく無理をしていたりプレッシャーも多くて扱いもキツかった。
人として尊重されていないなと感じることもあった。

考える時間が増えて人間らしい生活ってなんだろう?問うことが多くなった。

もうきっと、以前のような無茶したハードな働き方はできない。
お金のために尊敬できない人にこびへつらって自分を押し殺したりとか、できない。
自分らしく働きたい。

この冬に読みたい・読み返したい本と観たい映画


ジョージ・オーウェルのディストピア小説「1984年」
私は漫画で読破シリーズで読んだのですがこの状況、今の日本に似てないか?と思うことが多かったです。


V for Vendettaヴィーフォーヴェンデッタ(2005)
Twitterで「1984年」とともに薦めている方がいて気になったので観ました。Amazonでレンタル100円。

原作はコミック。Vendetta=血の復讐。

これも「1984年」と同じようなディストピア社会ができあがった未来のイギリスが舞台。
人体実験の被害から政府への復讐を遂げるために戦う仮面の男「V」とナタリー・ポートマン演じるイヴィーが出会い、
社会が変化していく様子が描かれています。
政府や体制側、Vを追いかける警部の視点も多く描かれていて面白かったです。

でもこの「1984年」「V for Vendetta」で描かれるディストピア社会。
なんか今の日本も変わらないのではと思います。
反乱分子は監視・抑圧され、みんなと同じではない者(V for Vendettaでは同性愛者)が排除の対象になる。
和を乱さず、疑問を持たず、忠誠を近い協力し自分を犠牲し貢献することを求められる。
まさに現代の日本でも起きていることだと思います。

あとシリアスな展開だけでなくVがイヴィーのためにエプロンをして料理をしたりコミカルなシーンがあったり
ジュークボックスの音楽で一緒にダンスをするシーンもあってオペラのようでもありました
原作コミックも機会があれば読んでみたいな。


早稲田大学の教授を勤める大田比路さんの本。
図解が多く、データを用いてとても読みやすいです。
今の社会の仕組みにもやっとする人やこれから企業で働く人などにぜひ読んでほしい。
この社会の仕組みを理解した上でどうやって戦っていくかを、戦略を立ててほしい。

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