議員を減らすな。民主主義を削るな。
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この記事の目次

議員定数削減は「改革」ではない。民主主義の縮小だ。

この40年間で、衆議院の定数は47議席減りました。
経費は少し削減できたかもしれませんが、それが私たちの生活に還元されたでしょうか。
議員の質が上がったわけでもなく、金権政治や居眠り議員も相変わらずです。

議員数を減らすことで削られているのは、主権者である私たちの「声が届くチャンス」です。
一人ひとりの意見を国政に反映させる機会が減り、結果的に「政治が遠くなる」。
つまり、議員定数削減は民主主義の縮小
に他なりません。


最も影響を受けるのは「地方」

議員定数削減のしわ寄せは、地方の議席から始まります。
人口の少ない地域ほど代表を送り出しにくくなり、地方の声が国政に届かなくなる。
「地方創生」と言いながら、実際には地方切り捨ての方向へ進んでいるように見えます。

政治家がよく言う「自らも痛みを伴う改革」とは聞こえがいいですが、
その痛みは最終的に地方住民や少数派の有権者に降りかかります。


維新が掲げる「議員削減」は誰のため?

維新は大阪府議会などを例に挙げ、「議員削減は行政の効率化」と主張します。
しかし地方自治体と国政はまったく土俵が違います。
国政における定数削減は、都市集中をさらに進める政策です。

結局、議員を減らして得をするのは与党です。
少数政党や地方代表が淘汰され、政権与党がより有利になる構図ができてしまう。
「改革」を掲げながら、実は民主主義を削っている。


減らすべきは「議員数」ではなく「不祥事議員」

議員定数を減らす前にやるべきことがあります。
それは、不祥事を起こす議員を減らすこと。

政党助成金や公費による活動費を受け取りながら、不正・金銭問題・セクハラで辞職する議員が後を絶ちません。
不祥事の多い政党が「議員削減」を叫ぶのは、責任転嫁に見えて仕方ありません。

「議員を減らすより、不祥事議員を減らす方がいい。」
— これが多くの有権者の本音ではないでしょうか。


「議員定数削減」は一見“スリム化”や“改革”に見えますが、
実際には政治の多様性を奪い、民主主義を痩せさせる政策です。

政治にかかるコストを減らすことよりも、
政治に信頼を取り戻すことのほうが、よほど大切。

議員を減らすな。
減らすべきは、腐敗と不信です。

定数削減は“節約”にもならない

「議員定数を減らせば税金の無駄が減る」という声は根強いですが、
実際に節約できる金額は、国家予算全体から見ればごくわずかです。

X(旧Twitter)で、シャクトリムシ(@tonden2)さんが指摘しているように、

議員定数を減らして節約できる金は国家予算規模からしたらごく僅か。多分、0.01%とかその程度。
むしろ議員に配る金を増やして、その代わり企業献金を無くすとか、政活費などを含めて透明性を増すとか、そういうふうにすべきでしょ。
結局、これも形を変えた公務員バッシングでルサンチマン解消の為のパフォーマンスにすぎない。

とあります。

まさにその通りで、「議員を減らして節約したい」という発想は、
数字の上でも現実的な効果がほとんどありません。
むしろ議員に必要な報酬を確保し、企業献金や政活費の不透明さをなくす方向で改革すべきです。

本質は「議員数の問題」ではなく、「お金の使い方と透明性の問題」です。


この追加を入れると、
単なる「反対意見」ではなく構造的な代替案(=透明性と資金改革)が提示されるので、
読者に「確かに」と納得してもらいやすくなります。

#議員減らすな不祥事減らせ

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