女性のための図書館をつくりたいな〜と実はぼんやりと考えていて
せっせと本を買って読んでいます。
私は宮城県仙台市が地元で15歳まで暮らしていました。
アエルのビルにエル・ソーラ仙台というところがあってよく待ち合わせ場所として利用していました。
地域の男女共同参画センターです。
そこは自由に出入りして本を読めたりするのですが
蔵書が女性の人権や地位向上のために活動された方の本など女性にフォーカスされた本が多くあり
女の人が守られている空間のような優しい雰囲気がありました。
私は自分の母がDVが原因で離婚を2回経験していて、間近で女が結婚すると家庭にがんじがらめにされて圧倒的に弱い立場になることや
母子家庭の時期もあったので、シングルマザーとして子どもを育てる苦労などを母の背中を見てとても強く感じていました。
女性は非正規職になりやすい社会的な格差が存在していることも現在身を持って実感しています。
私も自分の人生をなんとかするのに必死な状態ではあるのですが
同じように苦しんでいる人やこの格差の存在を知らずに「なんで私の人生うまくいかないんだろう」と嘆いている人がいたら
ライフワークとして女性が自分らしく生きるためのお手伝いができたらいいなと考えていて
そんな大規模なものではないけど自分が背中を押してもらった本を置いたコミュニティ図書館がつくれたらいいな〜なんて考えています。
女性が自分らしい生き方を実現するためには
自分の足かせになっているものに気付くことなんじゃないかと思っています。
それは幼い頃から大人になるまでに植え付けられた価値観や思い込みだったり
あまり表立って言葉では語られていないけどれっきとした格差の事実であったりとか。
また、自分が目指したいと思えるロールモデル、お手本を見つけることも大事ですよね。
それは人物だったり、すでにあるコミュニティだったりとか。
現実に存在するものだと努力して目指しがいがあるけど、小説やフィクションのなかにも理想とすべきポリシーや美学のようなものを見つけることができます。
こちらにはそんな素敵なエッセンスを与えてくれる本たちをまとめておきます。
この記事の目次
人との関わり方編
日本という社会を知る編
女性の置かれている状況を知る編
同性同士で、呪い合うのではなく、互いの幸せを祈り共闘したい。シスターフッドを育む編
自分たちは労働社会に歓迎されていなかったことを踏まえて、どう生きるか編
お金のことに向き合うと、今と未来に怯えないで済むと思う編
自分を知り、信じてみるためにできること編
生きる場所を増やす編
ピンヒールははかない 佐久間由美子
アメリカ、ニューヨークに暮らす佐久間さん。
ライターである彼女は周りの友人の女性たちの生き方を教えてくれる
シングルでいることに心細さを感じるとき、失恋をした後、離婚をした後、傷ついた経験をした後に読むと傷を癒すとともにまた行動を起こすパワーをくれる本だった。
日本の社会を知る編
日本は本当に先進国と呼べるのだろうか。
大田比路さんのこの本を読むと、あまりに明確な社会の格差について(男女間、富裕層とその他の階級、結婚という制度、労働とは…etc)私たちは知る機会から遠ざけられ、あまりに隠されすぎていると思いました。
この残酷な社会をちゃんと正面から知ることがまずは一番大事だと思うんですよね。
何も知らない方が幸せだった、なんて思わない。
しんどい事実だけどちゃんと知って、その上でどう乗り越えていけるかを考えること。
そのしんどいものに絡めとられないためにどうやって抜け出すかと道を模索した方が自分らしさを失わないでいられるんじゃないかと思います。
82年生まれ、キム・ジヨン チョ・ナムジュ
お隣韓国も、男女差別・格差の根強さが深刻です。
ジェンダーバイアスを捨てる編
ガール・コード プログラミングで世界を変えた女子高生二人のほんとうのお話 ソフィー ハウザー, アンドレア ゴンザレス
Girls Who Code 女の子の未来をひらくプログラミング レシュマ・サウジャニ