「家にいたくない」という気持ちになったことはないでしょうか。

そんな気持ちになるわけない。家が大好き!という健全な家庭で育った方はとても幸せだと思います。
ですが、そんな風に思える家庭ばかりではないことも事実です。

母が再婚した義父とそりが合わず、家に帰りたくなかった私

私は、高校生だったとき、母が再婚した男性とどうしてもそりが合わず

「どうして母はこんな男性と再婚したのだろうか」
「経済的な負担を軽くするためだけに再婚したのなら自分はただの寄生虫のようだ」

と思い家に帰りたくない日々を過ごしていました。

ある日小さなことが原因で(私のお風呂に入るときの音がうるさいとか)義父と衝突した日、それまで積み重なった不満が爆発して近所24時間営業のデニーズで朝まで目を腫らしながら泣いて店員さんが何度も紙ナフキンを補充しにきてくれたのを覚えています。
(そして母は数年後、DV被害を受けた末に義父と離婚しました)

私が実家に居たくなかったエピソードはこれがさいたるものなんですが
大人になっても、家にいたくない理由ってあるものですよね。

毒親で、自分は経済的になかなかうまく自立ができなくて実家にいるしか選択肢がないんだけど
どうしても親とうまくいかなくて、苦しくなってしまう人もいるんじゃないでしょうか。

そんなとき、DV被害や虐待を受けた人はかけこめるシェルターなどがあるけど
普通の女性が、どうしても家に帰りたくないときにかけこめる場所ってないのかな、とふと思って調べてみたんです。

家に帰りたくない事情があるとき、わざわざ知らない男性を頼って「神待ち」して心や体を傷つけてしまう前に

  • ステップハウス
  • 住み込みで働けるリゾートバイト
  • 若者向けシェアハウス

これらの選択肢も知っていてほしいなと思います。

家に帰りたくない理由があるとき。「ステップハウス」を知っておこう

千葉県松戸市 女性専用ステップハウス 仮り暮らし

千葉県松戸市にあるNPO法人仮り暮らしさんは
10〜30代までの女性で何かしらの理由があって家に帰れない事情を持っている人が寝泊まりできる環境を提供しているNPO法人です。
NPO法人は非営利団体、つまり営利目的の利益を重視しない団体ですね。

仮り暮らしの施設(宿借りin松戸)は完全無料でご利用いただけます。
■入居の対象者
10代~30歳までの女性がご利用いただけます。女性スタッフ2名が同居します。
入居の理由は問いません。虐待してしまいそうだから冷却期間を置きたい、虐待を受けているので逃げたい、親子喧嘩したけど絶対折れたくないなど、どのような理由でも構いません。
今までの事例では、ちょっと親との冷却期間がほしい、親が口うるさいのが嫌だ、親子喧嘩をしたから来たという子たちもいました。

NPO法人仮り暮らし

こういう、ちょっと駆け込めて自分を守れる場所、少し考える時間をつくれる場所があるだけで心が楽になる気がしませんか。

私は、いざという時に助けを求められる場所を知っているだけでもすごくほっとすることができました。


このように就労支援もしてくれる。
パソコンスキルを増やして仕事に就けるようサポートしてくれます。

例えば自分が生活するなかでつまずいてしまったところからやり直せるかもしれない。
パソコンの使い方が分からない、ビジネスマナーが分からない、敬語の使い方が分からないとか。。

私よく思うんです。
日本には学校の先生や家族、周りにSOSが出せなくてつまずいたままになってしまったところに戻って立ち上がらせてくれるような優しい場所がたくさんできるべきなんじゃないかなって。
学び直しの場所、みたいなところ。

あとは「学び直しの案内所」みたいなところがあっても良いかもしれないですね。
社会生活でつまずいてしまった人って自分の適性がないところで無理して離脱してしまうケースもありますし
自分に向いてることが分からないまま迷子状態で苦しい思いをされている方も多いと思うんですよね。

自分のやりたいことや向いていることに気づいてどんな努力をすれば良いかアドバイスできるキャリアカウンセラーの方と出会えるような場所があったら良いな〜なんて考えています。
昔の私がほしかった場所・人のことなんですけどね。
私はがむしゃらに生きて自分でなんとか探してきたけどもっと信じて相談できる・頼れる人が近くにいてくれたら良かったな、なんてよく思うんです。

神奈川県横須賀市  女性専用ステップハウス アマヤドリ

神奈川県横須賀市には女性専用のステップハウス「アマヤドリ」というNPO法人があります。
18歳以上の女性が入居可能です。

お近くのステップハウスを調べていざというときに頼れるようにしておくといいかもしれませんね。

全国の類似団体・法人の一覧|NPO仮り暮らし
こちらのページを見てみると居場所が持てない若者を支援する団体が存在しない県もあり、なかなか若者の「家に帰れない問題」って深刻だと考えられていないのかな、と思いました。

現代の若い世代ってそもそも賃金が安くて一人暮らしを選択できない人も多いはず。
家族と同居するしか選択肢がなくて、そして家庭内不和で家が安心できる場所じゃない人、もいると思います。

リゾートバイト時代、実家にいたくないから住み込み仕事をする人に出会った

私はコロナ危機で失業するまで、地方のリゾートホテルに住み込みで働く「リゾートバイト(略してリゾバ)」という働き方をしていました。
ホテルの寮に住み込みなので寮費・光熱費がほぼ無料で食事もまかないが出るので稼いだお金の大部分を貯金に回すことができて
そのおかげで目標金額まで貯金してワーキングホリデーに行きました。

リゾバ中に出会った方は親と不仲だったり、実家に居られない理由のある同世代の方にも会いました。
リゾートバイトのような住み込みの仕事だと実家を出ることができるから選んだと。

住み込み仕事も悪くはないんですが、例えば現在のようなコロナ危機でホテル・観光業界などサービス業を直撃した場合
他には住み込みでできる仕事って工場の仕事や、農業くらいになってくると思うんですよね。

やはりどの仕事も体力的にキツいとか、長期間働くには相性があってしんどく なることもありますし
もう少し無理のない範囲で働けて、なおかつ実家から離れて生活するとなると一人暮らしかシェアハウスを選択するようになると思います。

一人暮らしを選ぶとかなりコストが高くなるので、低賃金の仕事に就いて、一人暮らしをしてしまうと生活費を工面するのにいっぱいいっぱいになってしまうかもしれません。
なるべくなら、一人で暮らしていくのに問題のない収入を得て、なおかつ生活コストを低く抑えられるようなところに住む。というのが一番理想ですよね。

月2.5~3万円で住める若者支援向けのシェアハウスも増えてきた。

若者向けのシェアハウスも増えてきました。
一般社団法人こどもみらい教育委員会

リバ邸グループは以前、運営者が反社グループだったとのことで問題になりましたが、東京アンブレラ基金も参加しているのでクリーンな運営をしていると信じたいですね。

家賃・光熱費・ネット代込み月2.5〜3万円で住むことができるシェアハウスもあるようです。
このようなところで、生活費を抑えつつ、スキルアップして就職につなげたり、これからの自分の身の振り方を考え行動する時間にするのも良いと思います。
女性専用のシェアハウスがもっとあると嬉しいですね。

「家に帰りたくない」いざというときに駆け込める場所。
「家から早く出たい」と自分を守るために逃げる方法。

それらの選択肢を持っているだけでも、心がラクになりませんか。

SOS!ピンチの時に読む手帖の記事一覧
「家に帰りたくない」「早く家を出たい」駆け込み場所と逃亡の選択肢。
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