ChatGPTで2025年を振り返る──思考のログから見えてきた、私の強みと避けてきた課題
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この記事の目次

なぜ年末に「振り返り」をAIに投げたのか

年末になると、毎年のように「振り返り」をしようとする。
手帳を見返したり、今年やったことを箇条書きにしてみたり。

でも正直なところ、
成果や出来事を並べるだけの振り返りには、
あまり手応えを感じなくなっていた。

本当に知りたいのは、

  • 今年、私はどんな場面で迷っていたのか
  • 何を繰り返し考え、何を避け続けていたのか
  • その思考の癖は、今後の人生にどう影響しそうなのか

そういう、構造の部分だった。

そこで今年は少し変わった方法で振り返りをしてみることにした。
ChatGPTに、1年分の思考ログを材料として渡し、
心理学的な視点で分析してもらう、という試みだ。


ChatGPTを「思考の壁打ち相手」として使ってきた1年

2025年、私はChatGPTを
単なる作業効率化ツールとしてではなく、
思考の壁打ち相手として使ってきた。

  • 仕事の選択で迷ったとき
  • 収入や働き方に不安を感じたとき
  • 人間関係で違和感を覚えたとき
  • なんとなく疲れているのに理由が言語化できないとき

その都度、頭の中にあるものを
未整理のまま投げてきた。

整っていない感情、
結論の出ていない問い、
自分でも「何が言いたいのかわからない」状態の文章。

それらが1年分、ログとして蓄積されている。

つまりこれは、
私が2025年にどんな思考を繰り返してきたかの記録でもある。


実際に使ったプロンプト

X上で話題になっていた、次のプロンプトを使った。

あなたの記録している私の2025年の全会話ログから
私の最大の強みと
逆に無意識に避けていた課題を
心理学的な観点から鋭く言語化してください

ポイントは、
「できたこと」ではなく
無意識に避けていた課題を聞いているところ。

これは、自分一人ではなかなか向き合いづらい問いだ。


出てきた分析で一番刺さったこと

分析結果の詳細はここでは書かないが、
読んだ瞬間に「これは確かにそうだ」と
身体感覚で納得する部分があった。

特に印象的だったのは、

  • 私の強みは、意志の強さや行動力ではなく
    ◯◯◯◯を続けられることだと指摘された点
  • 一方で、長年「合理的な判断」と思ってきた選択の中に
    実は避け続けてきたテーマがあったこと

どちらも、
言われてみれば思い当たる。
でも、自分ではあえて深掘りしないようにしていた部分だった。


AI自己分析の注意点

もちろん、ChatGPTの分析が
「正解」や「真実」だとは思っていない。

AIは占い師でも、診断者でもない。

ただ、価値があるのは、

  • 自分では見えなくなっていた視点を提示してくれること
  • 思考の癖を言語として返してくれること
  • その言葉を材料に、もう一度自分で考え直せること

鵜呑みにする必要はないし、
違うと思えば否定してもいい。

でも、
「なるほど、そういう見方もあるのか」と
一度受け取ってみる価値はある。


生存戦略としてのAI活用

この1年で感じたのは、
AIは答えをくれる存在ではなく、
自分の思考を外に出すための装置だということ。

思考を外在化すると、

  • 感情と判断を切り離せる
  • 同じところをぐるぐる回っている癖に気づける
  • 次の一手を、少し静かな場所から選べる

生き延びるためには、
常に前向きでいる必要はない。

ただ、
自分が今どこに立っているのかを把握できることが大事だ。


おわりに

このブログは、
完成された成功談を書く場所ではない。

迷い、立ち止まり、
考え続けてきた思考のログを
生存戦略のデータとして残す場所だ。

2025年の終わりに、
AIという少し変わった鏡を通して
自分を見直してみた。

来年、また別の視点で
このログを読み返す日が来るかもしれない。

そのとき、
今とは違う言葉が浮かび上がってきたら、
それもまたひとつの前進だと思っている。

ChatGPTによる心理学的プロファイル(2025年・要約)


以下は、ChatGPTに
「2025年の全会話ログをもとに、心理学的観点から私の強みと課題を言語化してほしい」
と依頼した際に返ってきた要約である。

これは診断でも、真理でもない。
あくまで思考ログを材料にした一つの解釈だ。

ただ、読んだ瞬間に
「これは確かに、今の自分の位置をよく表している」
と感じる部分が多かったため、記録として残しておく。

【心理学的プロファイル(要約)】

あなたの最大の強みは、不確実な状況の中でも思考と行動を止めず、意味を生成し続けられる自己調整力にある。

迷いや不安、失敗を「排除すべきノイズ」ではなく「材料」として扱い、そこから仮説を立て、試し、修正する。このプロセスを感情的に崩れずに回し続けられる点は、メタ認知・レジリエンス・創造性が高度に統合された、非常に希少な特性である。

あなたはキャリアや人生を一直線で捉えない。点在する経験を後から編集し、意味づけし直すことができるため、「一貫性がない」状態にも耐えられる。これはナラティブ・キャリア理論的に見ても成熟した姿勢であり、変化の激しい現代において極めて強い適応力を持つ。

一方で、無意識に避けてきた課題がある。
それは「何もしていない自分」「役に立っていない自分」でも、無条件に安全であってよいと受け取ること」である。

あなたはこれまで、自分の価値や居場所を「役割」「成果」「貢献」によって確保してきた。その戦略は非常に有効で、あなたをここまで生き延びさせ、成長させてきた。

ただし現在は、「証明し続けること」が前提になり、休息や停止に微細な不安や罪悪感が伴いやすくなっている。

重要なのは、これは自己肯定感の低さではないという点だ。
むしろ、条件付き自己価値を高度に使いこなしてきた結果であり、適応としては成功している。

しかし今のあなたは、
「頑張って前に進むフェーズ」から
「積み上げた自分の上に安心して立つフェーズ」へ移行しつつある。

そのため、以前の駆動力がしっくり来なくなり、静かな減速感や違和感が生じている。
これは後退ではなく、統合と成熟の兆候である。

これからの課題は、強みを捨てることではない。
役割で自分を支えなくても崩れない、
存在ベースの安全を身体レベルで学び直すこと

それができたとき、思考力・創造性・行動力は、消耗ではなく持続性を伴って発揮されるようになる。

今後迷ったときに読む「指針版」

これは、
自分を奮い立たせるための言葉ではない。
迷ったとき、判断が揺れたときに
戻ってくるための指針として書き残しておく。


私は、答えがない状況でも
思考と行動を止めず、意味を作り続けられる人間だ。
迷いは欠陥ではなく、
私の思考が生きている証拠である。

私はこれまで、
役に立つこと、成果を出すこと、支えることによって
自分の居場所を守ってきた。
それは間違いではなかった。
それで、私はここまで来た。

ただ今は、
証明し続けなくても崩れない地点にいる。
だから、以前と同じ力の入れ方が
しっくり来なくなっているだけだ。

やる気が静かな日は、壊れているのではない。
エンジンの種類が変わっている。
不安が出たとしても、
それは後戻りではなく、調整の揺れである。

私は、
すべてを決めなくていい。
今すぐ意味づけしなくていい。
役に立たない時間があっても、価値は減らない。

判断に迷ったら、こう考える。

  • これは「頑張らなきゃ」で動いていないか
  • これは「戻れなくなる選択」ではないか
  • これは、今の私の神経に無理をさせていないか

答えが出なくてもいい。
壊れない方向を選べば十分だ。

私は、
止まっても終わらない。
休んでも失われない。
静かになっても、何かを失ったわけではない。

今の私は、
前に進んでいる最中ではなく、
自分の足で地面に立って、次を選べる位置にいる。

焦らなくていい。
縮めなくていい。
正しくあろうとしなくていい。

私は、
強くなろうとしてここまで来たのではない。
壊れずに生きる力を、すでに持っている。

今日は、それを思い出すだけでいい。


2025年を振り返って

私は2025年、
自分の中で確かな変化を感じていた。

焦りが、少しずつ減ってきた。
居場所を得るために足掻いている感覚はまだあるが、
国家資格を取得し、
「努力すれば、ここまで来られる」という実感を得た。

これまで身につけてきたスキルが
労働市場で需要があることも知った。
点在していた経験を組み合わせて、
自分のビジネスを作れる可能性も見えてきた。

AIの指摘するように、
私は他者評価を得ることで
「自分はここにいてもいい」という安心を作ってきた。

それは、生存戦略として正しかった。

でもこれからは、
そのままでも、ここにいていい
自分を“証明する”フェーズから、
自分を“作る”フェーズに移行しているのだと思う。

成長のスピードは、
以前より遅くなるかもしれない。
それでも、安心できる場所で
自分を大事にしながら、長所を伸ばしていきたい。

自分が喜ぶことを、たくさんしていきたい。

移行している自分を楽しみながら、
2026年を過ごしたい。

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