核武装や改憲はしてはいけない。憲法9条を守りぬこう。

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ロシアがウクライナにゲリラ的に侵略戦争を始めたことで世界に緊張が走りました。
コロナウイルス対応でどの国も大変な時期に今度は戦争だなんて、という気持ちです。

ロシアのプーチンが世界で批判されています。
ロシア国内の人々も国が起こした戦争に賛成する人は少ない。
たくさんの人が当局に捕まる危険をおかして戦争反対のデモや意を表明しています。
こういうときに、ロシア人の方すべてを戦争を起こした悪い人であると決めつけてはいけませんね。
国への敵意を、関係がない個人にヘイトを向けてしまうのは避けたいとことです。

日本国内の核武装論・改憲論に気をつけよう
また、日本も油断をしてはいけません。
日本国内では他国と同じように抑止力としての核を持つことや
自衛のために自衛隊を戦える軍隊にしようとする改憲論者がいます。

核武装や改憲を声高に叫ぶある政党の代弁者のようなコメンテーターや元首相。おかしいと思います。この時期にテレビに出演させるテレビ局もどうかしている。
戦争を煽るようなその行為は、国民の命を危険にさらすものです。

戦争したいと考える人たちは自分たちが戦場に赴くわけではなく戦争ビジネスで儲けることができるから戦争をできる国にしたいのです。

今日本が戦争しないでいられているのは憲法9条があるからなんですね。

憲法9条とは
憲法9条は、1項で「戦争の放棄」、2項で「戦力の不保持」と「交戦権の否認」を定めていて、憲法の基本原則の1つ「平和主義」を規定しています。
政府は、自衛権まで否定するものではないという見解を示していて、自衛隊は、「我が国を防衛するための必要最小限度の実力組織であり、憲法に違反するものではない」としています。
これに対し、憲法学者の中からは、「憲法を文字通りに読めば、自衛隊は違憲としか言えない」という主張が出ています。

憲法9条 |ねほりはほり聞いて! NHK

憲法9条は私たちが自ら武器を手放すこと、攻撃しないことを率先して行おうと言っているのです。
たしかに周りの国がまだ核を持っていたり銃を持っているなか、自分たちが「私たちは戦争をしません。武器も持ちません」と言うのは抑止力を持たないため怖いと思われるかもしれません。
でも、私は何もあなたに危害を加えない、平和に外交をしましょう。という勇気のいるアピールなんですね。

改憲論者たちはこれをなくして日本を戦争ができる国にしたいと考えています。
(その他様々な日本の国民の自由や権利を剥奪し国や政府が管理・コントロールできるようにしたいと思う自民党が提案する草案は本当に怖いものです。
ぜひ解説などと照らして草案を読んでみてください。)

日本も戦争に加担している。武器を輸出する死のビジネスマンである
現に、日本では武器見本市場も開かれています。
武器を輸出し、戦争に加担しているんです。

「死の商人 日本にいらない」 幕張で武器見本市 市民ら抗議の声

多くの国民が気付き、声をあげることを望みます。

こちらはフランスのフランク・パヴロフという作家が書いた『茶色の朝』という本です。
「茶色の党」によって自分たちの日常がだんだんと自由や権利が減らされていく。
無関心でいること、声をあげないことによって、どうなってしまうのかが描かれています。

巻末の高橋哲哉さんのメッセージが素晴らしい。

『茶色の朝』の物語が現代日本社会に生きる私たちにとっても、けっして無縁ではないことはすでに明らかでしょう。
強者の論理を振りかざし、外国人や女性や障害者への差別発言をくり返す政治家が人気を博したり、メディアが特定の国への敵意を煽り、その国につながる人びとが陰湿な嫌がらせ、暴力、暴言の標的になったり、学校で国旗・国家への忠誠が強制され、反対する先生たちが権力的に処分されたり、権力による個人情報の一元的管理、盗聴、メディア規制など国民統制を可能にする法律がつぎつぎに成立したり、「国を守る」戦争のときには国民の人権が制限され、一定の犠牲者が出てもやむをえないとする法律が制定されたり…

「ファシズム」や「全体主義」という用語を厳密に適用できるかどうかは別としても、現代日本社会には、それらにつながる排外主義、差別主義、国家主義への強い傾向が確実に存在します。
つまり、ものごとを「茶色」に染めていく傾向が存在するのです。

『茶色の朝』は私たちのだれもが持っている怠慢、臆病、自己保身、他者への無関心といった日常的な態度の積み重ねが、ファシズムや全体主義を成立させる重要な要因であることを、じつにみごとに描きだしてくれています。

「茶色の朝」を迎えたくなければ、まず最初に私たちがすべきこと
ーそれはなにかと問われれば、思考停止をやめることだと私は答えます。
なぜなら、私たち「ふつうの人びと」にとっての最大の問題は、これまで十分に見てきたとおり、社会のなかにファシズムや全体主義につうじる減少が現れたとき、それらに驚きや疑問や違和感を感じながらも、さまざまな理由からそれらをやり過ごしてしまうことにあるからです。

やり過ごしてしまうとは、驚きや疑問や違和感をみずから封印し、それ以上考えないようにすること、つまり思考を停止してしまうことにほかなりません。
「茶色の朝」を迎えたくなければ、なによりもまずそれをやめること、つまり、自分地震の驚きや疑問や違和感を大事にし、なぜそのように思うのか、その思いにはどんな根拠があるのか、等々を考え続けることが必要なのです。

思考停止をやめること、考えつづけること、このことは、じつは、意識を眠らされてでもいないかぎり、仕事や生活や社会的責任の違いを超えて、私たちのだれにとっても可能なことです。
そして、勇気をもって発言し、行動することは、考えつづけることのうえにたってのみ可能なのです。

ココカラというメディアでもこの巻末メッセージを書いた高橋哲哉さんの『茶色の朝』についてのインタビューがあります。2017年の記事です。
共謀罪や憲法改正についての話が持ち上がっていた時期ですので、それもからめて日本にも「茶色の朝」が迫っていると警告しています。

「“茶色の朝”を迎えたくなければ、思考停止をやめることです」 哲学者・高橋哲哉さん

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