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ストレス社会な世の中です。
老いも若きも様々なストレスにさらされています。
放送大学の心理学のテキストを読んでいたのですが、人がストレスを感じた時のストレス対処は大きく4つに分類できるようです。
心の仕組みを知っておくのも面白いですね。
①問題焦点・積極型
②問題焦点・消極型
③情動焦点・積極型
④情動焦点・消極型
この記事の目次
①問題焦点・積極型「どんどん解決してこ!」
- 優先順位の高いことから手をつける
- 信頼できる人にアドバイスを受ける
ストレスとなる問題と向き合い、積極的に解決しようと臨んでいく対処の仕方ですね。
これ心が元気じゃないとできない!笑
②問題焦点・消極型「私では解決できない」
- 解決を先送りにする
- 自分ではどうにもならないと思う
結構日本の社会だとこういうタイプが多い印象はありますね。
自分ではこの問題を解決できない(それほど大きい問題)なので触れない、考えない。みたいな。
③情動焦点・積極型「つらい気持ちをきいて!」
- 誰かに話を聴いてもらい、気持ちを落ち着ける
- 物事の良い面を考える
ストレス発散のために他者の力を借りて感情を放出すること。
私もしんどいことがあったとき、よく友人にテキストメッセージで「きいてよ〜こんなことがあって超悔しかったの〜」とグチを聴いてもらいます。
そしてマイナスな部分だけでなくプラスになる部分を考えること。
例えば会社の仕事が思ったのと違ったりした場合に
「本当は自分がやりたかったこととは違うけど、この仕事はこういうことが学べる。これも経験になって良いかもしれない」
④情動焦点・消極型「考えない」「自分を慰めよう」
- お酒を飲んだり、旅行に行ったりして気を紛らわす
- 嫌なことは忘れるようにする
問題解決のために具体的にメスは入れず、自分を慰める方法、といった感じでしょうか。
傷ついたり、悲しい思いをして疲れた心を癒す。
直視するのがまだつらいから触れずに距離をとる。
大事なことですよね。
ストレス対処は使い分けをしたり、組み合わせて用いている
4つに分類してみて、ご自身のストレスの対処の仕方の傾向について思い当たることはありますか。
ストレス対処、ストレス・コーピングというのは人は自然に状況に合わせて使い分けたり、組み合わせて対処しているようです。
私も①〜④のこの対処のタイプをシチュエーション、問題の深刻度などによってすごく使い分けをしているなと感じます。
例えば自分一人の力ではすぐ変化が起きにくい社会や組織の問題なんかは悲しいニュースを見るたびストレスがかかるんですけど
どうやり過ごすか、というと心のベースには②問題焦点・消極型の「今すぐどうこうできる問題じゃないし」「自分ではどうにもならない部分もある」があるんですね。
自分にはどうにもできない、という考え方は自分の責任だけではない、という責任を感じることを軽減できると思うんです。自分を逃してあげるというか。
そして③の情動焦点・積極型の「誰かに話を聴いてもらい、気持ちを落ち着ける」のようにTwitterや周りの人に話をして感情を放出したり
④の情動焦点・消極型のようにお酒を飲んで浸ったり、傷ついた自分の心を一時的、表面的ではあるけど慰めたりしています。
③・④で感情を放出したり、自分を癒した後に元気になってやっと少しずつ①問題焦点・積極型のようにちっぽけな自分でも解決のためにできることを。と思って
学んだり、行動したり問題解決に向けてアクティブになるんですよね。
こうやって自分の感じたストレスに対処しているんだなと思います。
心もがんばってニュートラルに戻ろうと活動してくれてるんですね。