加害者の更生を目的とした自助グループの「GADHAガドハ」というものがある。

Gathering Against Doing Harm Again:ガドハ
大切にしたいはずのパートナーや仲間を傷つけたり、苦しめたりしてしまうDV・モラハラなどの「悪意のない加害者(※)」が、「自他共に、持続可能な形で、ケアできる関係」を作る能力を身につけるためのコミュニティサービスです。

GADHA

Twitterで自身も大事な人を傷つけた元加害者である代表のえいなかさん(@EiNaka_GADHA)のツイートをずっと見ていて、その実体験から出る言葉と加害の事実と向き合い、変わるためのプロセス、GADHAの信念を聞いているうちに
加害者は自ら過ちに気づき変わろうと努力することで更生し、他者と対等な関係を築けるのではないかと思いました。

私の母は離婚を2回している。
実父も義父も、DV・モラルハラスメントの傾向が強い男性でした。

私は10代で幼く非力で、母の再婚に追いて従うことしかできなかったけど

今こうして30代になって、人並みに男性と恋愛やお付き合いをして母の元旦那たちを思い返してみると実父も義父も精神がとても幼く未熟な人だった。

当時、どうして母はこういう男性を選ぶのだろうと悲しくなったものだった。

でも母も、自分の経済的な負担を軽くするために結婚生活の継続や再婚をしてなんとか
屋根のある家で暮らし、子どもである兄と私を育てなければと彼女なりの生存戦略を考えてとった行動だったのだと思う。

「男の人が強い、そういう時代だったから」の一言で済まされてしまいそうだけど
私は彼らが私の大事な母を家政婦・奴隷のように扱い心ない言葉をぶつけた日々を忘れない。

もし当時、GADHAのような加害者向けの更生プログラムが身近にあったなら。
彼らが母に対してしていたことが加害であるともっと世の中に認知されていたのならよかったと思うのです。

私の実父や義父が自分の行動を反省できるような人かと言われると、なんとも言えないのだけど。。
相手より自分のプライドを優先してしまっていたら、変われるはずがないですしね、、

私は母が離婚を決めてくれてその後の生活は大変だったけど、母の心が壊される前に離れることができてよかったと思っています。

あとは女性が一人でも子どもを育てていけるような社会になってほしいなと願っています。
女性の所得が低く設定されているために男性と結婚することで経済的負担を軽くすることができ、それと引き換えに伴侶の家政婦兼奴隷にならなければいけないような社会はおかしいと、もっと強く言っていかなければならない。

自分が大切な人を傷つけていると気づくには苦痛が伴うと思う。

もしかしたら、相手はすでに自分に失望して期待もしていなくて、別れてしまうかもしれない。
でもその別れは不幸なことではなく、自分がもう相手を苦痛から解放し相手の幸せを祈ることと
そして自分の人生を生き直すことができる、再スタートを喜べるといいと思う。

自身の加害の事実に向き合うことができるのは、強くて、勇気がある証拠だと思う。

こういう加害者を対象にした更生の活動がもっと広がり認知されるといいな。

私も大切な人を傷つける加害者だったのではないか?
また、私自身も加害をしていたのではないかと自身の言動を振り返るきっかけになっている。
このような加害は婚姻関係だけで起きるものではないと思う。

恋人、そして家族間、親しい友人との間においても起こり得ることなのではないか。

GADHAのえいなかさんや、メンバーの方の言葉を聞いてふと

「あのとき自分も相手を傷つけていたのではないか」
「縛り付けていたのではないか」
「相手の足下を見てひどいことを言ったのでは」

と自分がしたことを振り返ることがある。

相手と対等にあるためには自分自身の感情をコントロールし、相手を尊重し、相手を思い通りにできると思ったりしないこと。
相手と自分は別個の人間であることをちゃんと理解して、理解し合い歩み寄るためには、良い関係を築くためにはどうしたらいいのだろうかと考えるようになった。

エーリッヒ・フロムの「愛するということ」とGADHAの考え方が、対人関係、とくに近い距離で接する人との関係の構築の仕方の勉強になっています

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このGADHAの活動がいろんな人に知られてほしいと強く思います。
公共放送で放送したり、スーパーや図書館などで気づく機会や知るきっかけがたくさん増えてほしいと思いました。

加害とはなんなのか、パートナーとの健全な関係とはなんなのか、加害者が変容するためにどうしたらいいのか、、
GADHAの考え方を知ることで、たくさんの被害者・加害者の方が救われるのではないかと思います。

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