男女平等ランキング2020、121位の日本は紛争国と同レベル。

以前、twitterでフォローしているyoshilogさん(@yoshilog)が開いてくださったYoshiTech No.2 「女性のため のデジタル系在宅ワーク」に参加しました。

新型コロナ禍で失業・減収した方はたくさんいます。
特に今年は女性の自殺率が増えたこともありコロナ禍の影響は女性に直撃しているという事実が明らかになりました。

なぜ女性なのか?
今回コロナ危機で特に影響を受けているのはホテル・観光・実店舗を持つアパレル・飲食・小売りなどです。

これらの業界は、女性が働いてる方が多いところなんですね。

解雇・雇い止めを強いられるのはサービス業に従事する非正規職の女性が多いため、生活に困窮し路頭に迷う方が増えたのだと思います。

このワークショップではデジタル系在宅ワークでリモートでも働ける、フリーランスでも働けるような武器を持って強い自分になりましょう!というメッセージを感じ心強く思いました。

私自身WEBデザイン系のスキルを職業訓練校で学んだこともあり、素人に毛が生えた程度のスキルではあるのですが外出自粛期間中、単発でデザインや企画の仕事を受けて小銭を稼ぎました。

コロナ禍でホテルの仕事がなくなってどうしよう!と焦ったのですが食い扶持があると気持ちの余裕ができるんですね。
今後も楽しくスキルを磨いていこうと思います。

また、セミナーで非常に興味深く聞いたのがyoshilogさんの「世界経済フォーラムの出した男女平等ランキング2020」の分析でした。

この男女平等ランキングで日本は121位というのはニュースでも見ましたが
実際、この順位の中身ってどんな基準で出したものなの?という具体的なことを知りませんでした。

世界経済フォーラムの出すランキングを見てみましょう。

121位付近の国はイスラム圏の国や紛争中の国

120位 アラブ首長国連邦 (United Arab Emirates)
121位 日本
122位 クウェート
123位 モルディブ
124位 チュニジア
125位 ギニア
126位 バヌアツ
127位 パプアニューギニア
128位 ナイジェリア
129位 ブルキナファソ
130位 トルコ
131位 ブータン
132位 アルジェリア
133位 バーレーン
134位 エジプト
135位 カタール
136位 ガンビア
137位 タジキスタン
138位 ジョーダン
139位 マリ
140位 トーゴ
141位 モーリタニア

Global Gender Gap Report2020

120~141位まで。142~153位にはレバノン、イラン、シリア、パキスタン、イラク、イエメンが入っています。
こうざーっと見ると120位から151位ってイスラム教の国やイランやシリアなど現在紛争中の国が多いんですね。

イスラム教は戒律があり、ラマダンや礼拝の文化がありますね。
女性に関する戒律だと肌を出さないように定められてヒジャブなどを身に着けることが義務付けられていますし、一夫多妻制をとるのも日本や他の国とは違う部分がありますね。

国内が紛争や戦争で不安定な状況では、女性・子ども・老人など弱い立場の人の人権が守られず危険にさらされているというのは分かります。
では、一応G7といわれる先進国グループに属している日本がなぜ121位なのだろうか。
紛争・戦争中というわけでもないのに。

東アジアでは20位中18位

1位 ニュージーランド
2位 フィリピン
3位 ラオス
4位 オーストラリア
5位 シンガポール
6位 タイ
7位 モンゴル
8位 インドネシア
9位 ベトナム
10位 カンボジア
11位 ブルネイ
12位 フィジー
13位 マレーシア
14位 中国
15位 韓国
16位 ミャンマー
17位 ティモール
18位 日本
19位 バヌアツ
20位 パプアニューギニア

Global Gender Gap Report2020

フィリピンが東アジアで2位という結果に驚く方も多いのではないでしょうか。
実はフィリピンって、マネージャー職の女性がとても多いんです。
女性もすごく働き者だし、子どもがいるワーママがダブルワークしてたりして頑張り屋さんがとても多いんですね。
しっかり主張する女性が多く、女性が生き生きしているな〜!かっこいい!とセブ島滞在中に感じました。

19位のバヌアツと20位のパプアニューギニアがどんな国かご存知でしょうか。
とても綺麗な海に囲まれた島国です。
しかし、その国の民族が多く存在し治安は悪く、女性は特に注意が必要だと言われています。

日本って本当に先進国なの…?と疑いたくなります。

ご近所の国、中国と韓国にどんどん差をつけられている日本

【国際】世界「男女平等ランキング2020」、日本は121位で史上最低。G7ダントツ最下位で中韓にも負ける
タイトルが中国・韓国に負けたことを書いてますけど、もはやこの2カ国は化石のような日本では追いつけないところにいます。

中国は優秀な人材は性別に関係なく研究者や管理職になることができます。政府主導で技術革新には性別など関係ないと打ち出しています。
日本では、アカデミア(学術・研究など)の世界でも男女差別が多いと聞きます。
たしかに、医大入試で女子生徒だけ減点していたも問題もあります。
東京医大、女性受験者を一律減点「医師不足解消のため」
女性に学問をさせたくない、優秀な女性に男性の席を奪われたくない。という気持ちの現れです。
優秀で、努力をしてきた女性たちの気持ちを踏みにじる。学問の世界に男女差別が存在すると証明した事件でした。

韓国は
文 在寅ムン・ジェイン大統領に変わり、市民運動がとてもさかんです。
ソウル市の行政の取り組みも市民の幸福を追求したものが多いと聞きます。
宇都宮健児さんが書いた韓国の市民運動の本をこれから読む予定です。

韓国はフェミニズム運動もかなりアツい国ですね。
「82年生まれ、キム・ジヨン」を読んだ際に日本社会で生きる女性と同じだ!とこれは私たちの物語だ!と思ったものです。

お国は違えど、女性が虐げられて割りを食う人生を強いられていたところは似ていて、同じ痛みを共有できると思います。
韓国ではフェミニズムの本がたくさん出版されていますし、アクションを取る方が非常に多いイメージです。
日本でもフラワーデモといった運動が少しずつ広がり、女性同士の連帯の輪ができ始めています。

日本政府はこの男女平等ランキング121位というひどい結果を受けて汚名を返上するため、女性の地位を向上させるために様々な施策を打っている印象です。

いつもこういうニュースを見て思うんですけど日本って外面そとづらを非常に気にしますよね。
世界のみなさんにこうやって指摘して晒されないとその自分たちの問題に気づけないのかな、っていう。

これはつまり「指摘されなければ考えなくて良い、対応しなくて良い」と思っているんですよ。
「なんか問題らしいから、対応しましょうか。(本当は何故やらないといけないのかわからない)」って感じですね。

外面は良い顔するんです。外交でもそうですよね。
外国にはたくさんのお金をばら撒いているのに、自分とこの国民にはお金をケチる。
自分のところの問題は隠そうとする、DV夫みたいなんですよね。

女性の人権や地位がどのように踏みにじられているのか、本当に真摯に向き合っていないんです。
おそらくもっと根本的な部分で、どうして今の状況がいけないことなのかがわからない人が多いんじゃないかと思う。

家父長制とか、女性にとって結婚だけが幸せの選択ではないこと、
社会のいたるところに女性が性的な役割を押し付けられ、性的に搾取される危険にさらされながら生きていること。

そういうことで苦しんでいる人たちにしっかり耳を傾けてあげないといけない。
もう「女性の幸せはこういうものだ」とう古い価値観を捨てて、どんどんアップデートしていく必要があること。
苦しんでいる人たちの声を聞いて、他国のやり方を謙虚に学ぶこと。

このランキングが発表されて本当によかったと思う。
日本の人たちは、周りの国から指摘されないと気づかないことが多すぎる。
自分たちで物事を考え、内省し、やり方を見直すことができないから。

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