行き詰った日本で生きるのはしんどいに決まっているのだ。

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日本は未来だった、しかし今では過去にとらわれている BBC東京特派員が振り返る

こちらはBBCの東京特派員の方の記事です。
日本は今後も変化しないかもしれない。という予想と憂いの記事である。
今の日本をしっかり見つめて書いてくれて嬉しい。

"日本のスマートな新幹線や、トヨタ自動車の驚異的な「ジャストインタイム」生産方式を思えば、この国が効率性のお手本のような場所だと思ったとしても仕方がない。しかし、実態は違う。
むしろ、この国の官僚主義は時に恐ろしいほどだし、巨額の公金があやしい活動に注ぎ込まれている。"

"無理やり開国させられてから150年。日本はいまだに、外の世界に対して疑心暗鬼で、恐れてさえいる。"

「ここはこんなに美しいのだから」と、私はお年寄りたちに言った。「ここに住みたいという人は大勢いるはずです。たとえば、私が家族を連れてここに住んだら、どう思いますか」。

会議場はしんと静まり返った。お年寄りたちは黙ったまま、ばつが悪そうに、お互いに目をやった。やがて1人が咳ばらいをしてから、不安そうな表情で口を開いた。

「それには、私たちの暮らし方を学んでもらわないと。簡単なことじゃない」

この村は消滅へと向かっていた。それでも、「よそもの」に侵入されるかと思うと、なぜかその方がこの人たちには受け入れがたいのだった。

日本人の村社会は非常に閉鎖的で、よそものへの恐怖心が非常に強い。
移民や自分たちと違う者を受け入れる扉を開かないこと素晴らしい観光資源や原風景、文化が存在していても継承していく人もおらず苦しい生活は続き、文化ごと絶えてしまうだろう。

また、老人たちがいまだに権力を握って離さないことが日本がどんどん没落していくことを指摘している。
こんなに税金を搾り取られていても、公金をじゃぶじゃぶ不正なことに使っていても自民党がずっと政権を握り続けること、地方の老人たちは「自民党に投票するよ」と言うこと。
若者たちが仕事を求めて田舎を去り、地方には高齢者が増える。
その方が票の価値が増すので、自民党にとっては都合がいいと。

その層の高齢者が亡くなって世代が変わるとしてもリベラルに傾くのは難しいであろうとも書いている。

日本の若い世代は上の世代よりも、結婚したり子供を持つ可能性が少ない。同時に若い世代の間では、両親や祖父母の世代に比べて、外国語が話せたり、海外留学したりする割合は減っている。日本の経営者に占める女性の割合はわずか13%で、女性の国会議員は10%に満たない。

この方の指摘通り、世代交代が進んでも、よそものであったり女性や障害を持った人などが政治の意思決定の場に食い込むのはまだまだ難しいかもしれない。

たしかに人数は少ない、まだ力はないかもしれない。
でも、今心ある人たちがひとりぼっちで燃え尽きてしまわないこと、束になることが今の時代に負けない・くじけないために必要なことなのではないかと思っている。
今、弱い者はスクラムを組んで倒れてしまわないよう足元を固めてしのぐときだと思うんだよね。

少しずつカウンターができるときがくる。ディフェンスしながら、自分に力をつけながら、前に進む。
自分にできることを積み重ねていこう。

この落ちぶれていくのに変わる気がない国で生きるのはしんどいに決まっているのだ。
生きづらさを抱えている人は、別に間違ってはいないと思う。

まず生きづらさを自覚して、自身の生きづらさの原因や正体をしっかり明らかにできれば今は上出来だと思う。
それは時代や、環境、自分の性別などによるかもしれない。社会的背景とか。

生きづらさの正体を明らかにできていれば、どうすれば解決できるのかを探すことができる。
根本的な解決は難しくてもベターな最適解なら見つかるかもしれないし。

この国はたぶんもっと瘦せこけるだろう。
かつて先進国だった衰退国、となるのだろう。私にも想像ができる。
人に投資せず搾り取ることに舵を切り、たくさんの資源を枯渇させたひどい国。

個人として国と心中しないで済むようにスキルと様々なボートを用意している。

私は同志のあなたも、無事でいることを祈っている。

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