優しい社会、優しい町。リンクワーカーと社会的処方。

今読んでいる本。
ケアとまちづくり、ときどきアート

こちらの本はお医者さん達が「医療従事者が病院で患者さんにただ処方をするのではなく、町に出てもっと地域に溶け込んだコミュニティで自発的に病気と向き合い治していくような社会をつくっていくことを目指す」地域やコミィニティのなかに医療が馴染むにはどうしたら良いのか、ということを書いています。
これは医療従事者だけの本ではなく「まちづくり」を考える人にぜひ読んでほしい本です。

もっと自分に必要な機関や組織・グループが身近になればいいのに。と思ったの
今年は本当にいろんなことがありました。
病院で親しらずを抜いたり、住居確保給付金の申請で行政とのやりとりをしたり、共産党のイベント行ってみたり、非正規職女性のグループに参加したり、、
地域の専門の機関と接することが多かったのですが自分で調べるまでその存在も知らなかった公的な制度や組織の活動がたくさんありました。

「もっと前段階、むしろ病気を発症したり生活に困窮する前に、こんなサービスがあることを知ることができる身近なコミュニティってないのかな〜」と思ったのです。
それぞれの専門機関(病院、児童相談所、社会福祉協議会、ソーシャルワーカー、ボランティア、文化・スポーツサークルなど)はすでに独立して各々営業や活動ってされていると思うのですが、そういう公的な機関や趣味のサークルを繋ぐ場所が少ないのではないかと感じました。

たとえばいろんな話を聞いて
「あなたは今こういうことをしたいと考えているからこのNPOでボランティアをしてみるのはどうかしら?」
「このサークルではこんな活動をしているから、一度遊びに行ってみたら?」
「お給料が減収してきたらこういう制度が使えるから、この窓口に問い合わせてみると良いよ。」
「眠りが浅くなってきたなら、自律神経が乱れてきているのかもしれないね。近くに良い専門の先生がいるよ。」

地域の人が気軽に話せて、そして自分に最適な機関などにつなぐ人やコミュニティがあれば良いのに。
それを海外ではリンクワーカーというそうです。
また、リンクワーカーが行う相談は社会的処方というそうです。

医療従事者がコミュニティに出て、リンクワーカー的な役割を果たす。
お医者さんが患者さんから症状についてだけではなく生活の話を聞いて社会的処方を行う。
そんな社会の関わりが必要だと本では海外の事例もあわせて紹介して述べています。

みんながリンクワーカー的な存在になれる

この専門の機関と人をつなげる存在、リンク・ワーカーは私たちみんな、誰でもなれるという。
思い返すと、私は「自分が使えるお得な公的制度」を調べるのが好きで
行政のページや知らないと損する国の制度!みたいな本をよく読んでいた。
友人が仕事を辞める際に失業保険を申請をするとのことでどのようなことが求職活動にあたるのか、求職者支援訓練についてアドバイスをしたことがある。
私も友人グループのちょっとしたリンクワーカーだったと言えるかもしれない。

「コミュニティ・自分の属する組織・ワーカー」

コミュニティ・ソーシャル・ワーカー(C・S・W)のソーシャルの部分を自分がいる組織の名前に入れ替える。

コミュニティ・劇団・ワーカーとか
コミュニティ・ダンスチーム・ワーカーとか。

リンクワーカーは人と接するため相談のスキルが必要だし、押し付けなどによって本人が求めていないアドバイスなどをしてしまっては信頼関係が崩れかねない。
ある程度知識やカウンセリング、社会的処方のスキルが必要なものだろう。

同じような知識やスキルを誰しもが持つようになったら、社会の共同体としてかなり強い人間の集まりになると思う。
市民活動などもそうだけど、人として自立し、他者と関わり合い、支え合える社会というのは孤立を避けることができ、非常に結束力の強いものになると思う。

日本は今、他人に関心を持てない、持つほどの余裕もない。
自分から接触しようと意識しなければ簡単に孤立する社会だと思う。

過度な人付き合いは私は苦手なタイプなのだけど、それは孤立を望むものとは違う。
社会との結びつきは、ひとりぼっちで迷子になったときに重要な生命線なのではないかと思う。

著者の西智弘さんが一般社団法人 社会的処方研究所をつくり神奈川県・川崎で活動しています。
機会があればイベントに訪れて社会的処方やリンクワーカーについて話を聞いてみたいな〜。

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10〜30代の女性で社会に対するもやもやを抱えていたり、前向きに人生を歩むための同志が欲しいと考え自助グループをつくりました。
社会の問題を共有したり、痛みや悩みをシェアしたり、様々なワークショップを通して自分のやりたいことを見つけたり。
心のよりどころのような場所にしたいと考えています。一歩を踏み出す仲間を募集中です。

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