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NewsPicksで幾原邦彦いくはらくにひこさんがゲストの回。
いいインタビュー!

少女革命ウテナとは?

1997年に放送されたアニメ『少女革命ウテナ』は、今なお語り継がれる少女漫画の金字塔です。
一見すると学園を舞台にした美しいバトルファンタジーのようですが、その奥には深い哲学的テーマと大胆な演出が隠されています。
https://www.youtube.com/watch?v=tyPv7QyuZl0
https://www.youtube.com/watch?v=dz3kTitWvlw

脚本・監督は『美少女戦士セーラームーン』の演出などで知られる幾原邦彦(いくはらくにひこ)氏。NewsPicksのインタビューでも語られたように、「人間の感性が変わろうとしている今」にこそ、再び注目すべき作品かもしれません。

この記事の目次

あらすじ(ネタバレ控えめ)

主人公・天上ウテナ(てんじょう うてな)は、幼い頃に「王子様」と呼ばれる人物に救われ、その気高く凛々しい姿に強く心を打たれます。

「私も王子様のようになりたい」──そう願い、ウテナは男装の少女として成長。
謎めいた鳳学園に転入した彼女は、やがて“決闘”という奇妙な儀式に巻き込まれていきます。

決闘の勝者に与えられるのは、「薔薇の花嫁」と呼ばれる少女・姫宮アンシー。
ウテナはアンシーの“花嫁”となったことで、学園に潜む謎、そして「世界の果て」と呼ばれる存在に触れていくのです。

主人公のウテナだけでなく、生徒会のメンバーも個性的でそれぞれにフォーカスした話もあるため、思い入れのあるキャラができるのではないかと思いました。
私は有栖川樹璃さんの3角関係の話とか、若葉の話も好きでしたね。

少女漫画でありながら、ダークでセンシティブなテーマを扱っています。
その後の幾原監督の作品の『輪るピングドラム』も平成の大事件を扱っていたりなど、インタビューでも触れられている「日本国民みんなが経験したこと」から影響を受け変化していく人々の価値観を描いているのだと思います。

『輪るピングドラム』は「愛」について考えさせられますよね。。
幾原監督の作品、大好きです。

主なテーマと構造

ジェンダー/アイデンティティ
ウテナは“王子”を志す少女。
性別や「役割」への問いを投げかける。
自分の中の男性性・女性性を見つめ直す。

支配と従属の構造
アンシーは「所有される」存在。
決闘での勝敗が人間関係の力関係に直結する。
誰が“花嫁”を持つか、という疑似的な所有構造。

自己犠牲と愛
ウテナとアンシーの複雑な関係性。
ディオスという「理想の王子像」の崩壊と再構築。

寓話性とメタ構造
劇中に登場する“影絵少女”たちは、登場人物の心の奥や社会構造を風刺的に語る存在。
『古畑任三郎』のように、最初から答えが提示され、物語がそこへ向かって進んでいくような演出も一部に見られる。

キーワードマッピング

『少女革命ウテナ』は、時代を超えて問い続ける作品です。
「誰かのために自分を犠牲にするのが“王子”なのか?」「従属の構造から逃れるには?」といった問いに対し、視聴者それぞれが答えを見出すことになります。

美しい演出と、深く鋭いテーマ。あなたもこの作品に触れて、“世界を革命する力”を感じてみませんか?

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