【非正規労働者の小さな抵抗 後編】自己愛と内省をもって動き出すしかないのだ。

▼前回までの話。
【非正規労働者の小さな抵抗 前編】我々には殴り返さなければならぬときが、ある。
【非正規労働者の小さな抵抗 中編】自分の市場相場調査

入社当初に定められた契約とは違う仕事もあれもこれもお願い!とどんどん搾取が続くので昇給交渉をしたら渋られた私。
「もー我慢ならん、転職や」と履歴書飛びクナイをあちこちに投げつけておりました。

履歴書をデータ化・汎用性の高い内容(使いまわししやすい)にしたおかげでバラまきも完了し、おかげさまで給料・待遇も今よりちょっといいところに引っかかりました。

なんたる幸運。

「もー我慢ならん!!」と思ったときの爆発的な自分の行動力に拍手。

報われないところにいてずっといやだないやだなと思っているのに我慢して居座ってもやもや燻っているより
ちょっとでも自分にとって居心地のいい場所、報われる場所に移動する努力ってとっても大事だなと思いました。

この職場いやだな~と違和感を覚えて移動したいなと思ったときに居場所を選べる自分でいるためには
自分のできることを増やしておくことがとても重要なんですよね。

がむしゃらにWEBやー!英語やー!とやってきて中途半端な私ですが
素人に毛が生えた程度のスキルでも他の方と差別化がはかれたりするので
スキルというのは組み合わせで強くなるのかもしれないなと思いました。

私自身、専門職やプロフェッショナル志向ではなくマルチポテンシャライトな何でも屋(悪く言えば器用貧乏で飽き性)なタイプだから
専門性は高くないけど広く浅く柔軟にいろんなことができるのも一つの武器なのかなと思っています。

自分にできないことだから専門職の人へのリスペクトをすごく持っています。
得手・不得手、そしていろんな特性を持っている人が働きやすい社会になってほしいですね。
天職が見つからなくても大丈夫。マルチポテンシャライトでいこう!

自己愛って大事だと思います。
自己中心とは違うんですよね。

何かしんどいことがあったときに自分で自分を救ったり守ったりしてあげられるか。

誰も助けてくれない、手を差し伸べてくれない、とか他人に求める前に自分自身がちゃんと自分の味方になってあげられるか。
自分自身を最良の友人だと思うこと。大切に扱ってあげること。

理不尽なことに立ち上がったり抵抗したり、報われない場所で我慢して悶々と過ごすよりもより良いところを求めて自分のために動いてあげられるか。
それは自分をちゃんと可愛がる、大切にするってことなんだと思います。

自分を可愛がる。しかしそれだけではいけません。

自分にもいたらないところや落ち度がなかったか、人の道に背いていなかったか、不誠実ではなかったかなど自分の行いも振り返りながら次に進むことが必要だと思います。

自身にもトラブルの原因がある場合もあるし、それが分からないことにはどこにいっても同じトラブルが起きますから。

私も変わる必要があるのではないか、と問いながら進むことがより良い自分とより良い居場所に辿りつける道のような気がしています。

少し東洋医学の話を。

五心化火ごしんかか」という言葉があります。

怒り、喜び、思い(考えること)、憂い、恐れなどの
感情がたまりにたまると燻り発火してしまうんだそうです。

怒りの感情をずっと自分の中に溜め込んでしまうと熱を帯びて燃えてしまうらしい。
(たしかに若気の至りで怒りを溜め込んで爆発したこともあったなと…)

私たちの生活って憤ることや悲しいこと、大小あれども本当にいろんなストレスに日々さらされています。

日本では美徳として、我慢することや耐え忍ぶことは良いことだと語られがちですが私はそうは思いません。
我慢した先には、我慢の限界しかない。
そして我慢の限界に達したら爆発したりしてメンタル病んで心や体が故障してしまうと思うんですね。

そして対人関係や仕事などでも何かを自分が我慢して負担の量が通常になってしまうかもしれない。
ストレッサーの人物は相手のストレス量に配慮なんかしませんから。

理不尽さを従順に受け入れてしまうと「あ、引き受けてくれた」「これくらいのストレスは負担ではないのだ(という思い込み)」とされて
ストレスのかかる状態が常になってしまう恐れもあるんですね。

厚生省の調査によると労働者に強いストレスとなっていると感じる事柄のランキングで1位は「仕事の質・量」2位は「仕事の失敗、責任の発生等」3位は「対人関係」とあります。
ストレッサー(ストレス要因)とは?仕事や職場におけるストレスを考えよう

で、今回みたいな上司による無神経な業務の依頼というのは
「仕事の質・量」と「対人関係」を掛け合わせたストレスだと思うんですね。

正当な報酬がもらえていたら文句も言わないのに彼ら(企業・上司)は受け入れなかったことや
NOを伝えたのに配慮なく同じようなことを何度もしてくる上司に不信感や嫌悪感を抱きました。

私の場合の今回の転職の要因というのは上司に対する不満が積もりに積もった結果だと思っていますし
で、個人というのはそう簡単に変わらないというのも知っているから自分がより良い給与・待遇のところに移るしかないなと判断した次第です。

ちなみにパワーハラスメントについての記事もあったので過度なストレスを受けている方はハラッサーがパワハラに該当しないかもチェックですね。
【臨床心理士監修】ハラスメント加害者の特徴と対処 -ハラッサーコーチングをご存じですか?-

国は法律でパワハラの定義を決めています。
「①優越的な関係を背景とした言動であって、②業務上必要かつ相当な範囲を超えたものにより、③労働者の就業環境が害されるもの」
「身体的な攻撃」「精神的な攻撃」「人間関係からの切り離し」「過大な要求」「過小な要求」「個の侵害」といった6類型を典型的な事例があげられるそうです。

私の場合はパワハラといわなくてもいいけど、明示した労働条件と違う業務を行わせるのは労働契約に違反しているのでは。と思う部分はありますね。
雇用する側が無知だとほんと無神経に労働契約違反とかパワハラまがいのことを平気な顔してやるので、驚いちゃいます。

ということで負の感情を抑え込む方も多いと思うんですけど
私はそういう負の感情は自分のなかに蓄積させず小出しに発散させていく方がいいと考えています。

私も我慢して言葉を飲み込みがちだったんですが余計にナメられてしまうなと思って都度小さくNOのリアクションは出さないと相手を調子に乗らせてしまうというか、「こいつここまでやっても怒らないぞ、文句言わないぞ」って勘違いされちゃうんですよね。

おそらく言葉を飲み込む、という選択は立場の弱い労働者だから選んでしまうのかなと。
これが対等な関係だったりいつ辞めても痛くもかゆくもない立場だったらちゃんとやめろ、って相手にクギさすだろうし。
だからいつ辞めてもいいように稼ぐ手段は複数持っていた方が保険にもなっていいんですね。
は~勉強、がんばろう…!

対人関係でのトラブルだったらちゃんと相手に反論したり、自分のNOの意志を示すこと。
それは大きなアクションじゃなくても、小さな抵抗でもいいと思うんです。
愛想笑いをしないとか、同意しないとか、言葉にくぎを刺すとか。

そうした小さな抵抗アクションを起こすだけでも「やられっぱなしじゃない。ちょっとは抵抗した。」と自分の心を守ることができると思うんですよね。

根本の原因を解決するためのアクションも大事です、いつも嫌な思いをする腹立つ職場なら転職するとか。
トラブルの原因について抗議してみるとか、だれかに相談するとか。

そのほかにも自分の心の平穏のためにたくさんストレス発散方法を持っておくといいですね。
たくさん人と話すとか、歌うとか、大声出してみるとか、
私は悔しいときや悲しいときは思い切り泣いてみたりもします。
「悔しいよーーーーー!」っておんおん酒飲んで一人で叫んでるときもあります。

自分の気持ちを言葉で表すのも技術が必要なので、練習が必要だなと思います。
どうして悲しくなったのか、悔しくなったのか、ムカっとしたのか。。
その気持ちをたくさん分解していくと感情の根源、自分が何を大事にしたいのか、何を傷つけられると許せないのか、なんてことも見えてきますから。

ブログとか日記とか、SNSで一人ぽつぽつ書き綴るのもいいトレーニングになりますね。
私もブログやツイッターで発信して、ずっと自分の気持ちの言語化する練習をしていたんだと思います。

どこかにいる同志よ。
自分をしっかり大切にしてあげてくださいね。

さ、新しい仕事もがんばるぞ~


ちょぴりおっちょこちょいな自分も ナンバーワン愛してやりゃあいいんじゃない
じゃないと ゴーング前へ もできない~

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