労働8時間って人間らしい生活ができないと思う

OL時代のときや、リゾートバイトで派遣社員として繁忙期の戦場のようなホテルで馬車馬のごとく働いていた日々を思うと
人間って、1日8時間労働ってしんど過ぎないか?と思う。

そういえばオーストラリアのパースにいた時、私は飲食店で働いていた。
オフィス街にあるお店で、平日は毎日忙しいお店なのだけど、金曜日のランチタイムは全然忙しくなかった。

金曜日の午後はオフィスで働く人は少なくてみんなバーやパブでビールを飲んでいるのだ。素晴らしい。
オーストラリアは大きな国で、同じ国であっても東のシドニーと西のパースでは時差が生じる。

仕事についても時差の関係で終業が早い方に合わせてしまうのだとか。

「長時間労働がない」ドイツと日本の致命的な差 「仕事は原則8時間以下」が彼らのモットーだ

ドイツにおいても、勤労者を守る法律が厳しい。
ちなみにオーストラリアも労働者を守る法律が強いので、もし雇用者が悪いことをした場合に罰則などもかなり厳しい。

残業についての価値観。仕事がなくならない地獄の日本

海外と日本の採用の仕方の違い。
海外では、求人に対して専門のスキルが求められる。
あなたのやるべきしごとはコレとコレとコレです。ときちんと書面で交わす。
それ以外のことをした場合には雇用契約違反なのだ。
だから欧米諸国の学生たちは専門性の高い分野を学ぶ。

日本は新卒一括採用が採用されている。高校や大学を卒業した人たちを採用するやり方だ。
この採用方式では、学生が専門性を持っていなくてもポテンシャル採用というか
「その企業に長く勤めること」を前提として
「入社後に会社で面倒を見て専門的な仕事を教える」という意味合いになってくる

総合職的=会社の何でも屋でもある。
ジョブローテーションで人が足りないからという理由で自分の希望しない部署に回されたりしても文句が言えない。
日本方式の採用の仕方だと、「その会社ではやっていけるけど、他の企業では太刀打ちできない人」になる危険性がある。

欧米方式だと、即戦力で役に立つスキルを持っていることが重要視され
日本方式だと、会社に長く所属すること、添い遂げることを重要視される

日本では「仕事の無限化」ができてしまう
欧米諸国は労働時間を短くできたのに、日本ではできなかった本当の理由

日本は雇用契約、業務に関わる契約書がざっくりとしているため
自分の仕事が終えても早く退勤したり、その余った時間を好きに使えるわけではなく
誰かのフォローをしたり、別の仕事を振られたりする。
結局、仕事自体がなくならないのが現実ではないだろうか。

それはつまり、雇用する側が労働者をこき使いたい欲がすごく強く
労働者から労働力を奪いとることで成り立つ企業の利益に甘えているということである。これは搾取だ。

私は、1日8時間も働くとへとへとになってしまう。
なぜならかなり仕事を頑張るタイプだからだ。手を抜かない。

1日24時間ある中で、8時間は睡眠、8時間労働、残りの8時間を有意義に使いたくても心と体のエネルギーがすっからかんになってしまって
次の日の仕事に向けて体を休めることしかできなくなってしまう。

労働力を搾取しようとする職場が、現実にはある
あとね、リゾートバイトで派遣先のホテルに労働力搾取を受けたことがあるんです。
15分区切り&端数切り捨てのタイムカード方式の仕事だったんだけど
14分間みっちり働かせて残り1分ぎりぎりでタイムカードを打刻させるあからさまな労働力搾取に遭ったんです。

私はただの派遣社員だけど私は自分の能力を活かしてその職場の役に立とうと頑張って仕事をしていたんです。
それなのに、その気持ちを利用して結局良いように使おうとするその現場のやり方にかなりショックを受けました。

「労働者の頑張りを搾取という形で返す職場があるんだ」と気づいたのはその時でしたね。

悔しくて、派遣元に労基法を持ち出して搾取分どうにかしてくださいって言って払ってもらいましたけど
結局派遣先に行政からの指導などのメスが入らない限り、現場のやり方って変わらないわけじゃないですか。
この構造、おかしいなって思いました。
頑張る人が馬鹿を見る世の中なのかな、って。

この経験があって、基本的に経営者(雇用する側)は労働者を人件費というコストとしてしか見ておらず
労働者は雇用者と実際には対等などではなく弱い立場であって
正当な権利を勝ち取るためには武器となる情報や知識(法律など)を持ち、同じように苦しんでいる弱い立場の労働者とスクラムを組んでものを申して戦わないといけないんだと思いました。

人生は苦行?労働して終わる人生っておかしくない?
人生ってそんなに苦行であるべきなのだろうかとおもう。
たしかに困難なことはあるけど
働いても働いても生活がよくならないとか
周りの人に優しくなれないくらい追い込まれちゃったりとか
私はそれは個人の問題だけではなく、社会の構造にも問題があると思っている。

日本では一部の人だけが富み、他の人は苦しい生活を強いられて所得格差がすごく広がっているのね。

日本人って超勤勉なのに、所得が少ないんですよ。
物価が上がってるのに賃金は上がらない。そりゃ手元にお金が残らないはずだわ。
それでもそのままの賃金で、賃上げの運動もせずに黙っているって、ドMみたいなことしてるんですよね。

人生って苦行で終わっていいはずがないのよ。
人は、もっと余暇の時間を楽しめるべきである。
その余暇の時間に、人は芸術や読書、スポーツで体を動かしたり、人と交流したり、ボランティアに参加したり政治について考え市民活動にも参加できるのだと思う。

1日、長くても5、6時間労働くらいが良いんじゃないのかな。

新型コロナをきっかけに働き方を見直す企業や人が増えるといいな。
新型コロナウイルスによるパンデミックでリモートワークが導入された企業もある。
「あれ、実は自分のやっている仕事って無理に出社しなくてもできるものだったんだ」
という気付きが結構大事だと思う。

そして、時短や効率化のためにどんなことができるかを試行錯誤して生産を高めて早く帰れるように。
(でもそうすると早く仕事が終わるんだから給与も安くてしてもいいだろ!という経営者が必ず出てくるので労働者を安く程よくコキ使いたい経営者とどう闘っていくか、労働者の権利を獲得していくかを考えていく必要があると思う)

尊い人生が、ほとんど労働だけで終わることが普通だと思わない。
人生は苦行だけで終わって良いはずがない。

人間らしい暮らしについて考え、実現させたい。

フランスでは医療従事者の賃金が2.2万円アップ、日本はボーナスカットのところも

医療従事者は英雄扱いのフランス
フランスの医療・介護従事者、「歴史的」賃上げへ 月平均2.2万円 |2020.7.14 BBC

フランス政府は13日、新型コロナウイルスとの闘いで大きな役割を担っている保健医療従事者の賃上げ策として、総額80億ユーロ(約9730億円)を支出することで労働組合側と合意した。

保健医療従事者の組合の多くが署名した今回の合意では、給与は平均で月183ユーロ(約2万2000円)増額される。

逼迫する日本の医療の現場では、ボーナス支給見送りのところも…
賞与が3分の1「泣きそう」 医療者、コロナで待遇悪化 |2020.5.30朝日新聞

日本の最低賃金は据え置きに。消費税も上がっているのに賃金が上がらないんじゃ貧乏になるよ
最低賃金「現行水準の維持が適当」――中賃審が答申 |2020.07.27労働新聞社

厚生労働大臣の諮問機関である中央最低賃金審議会は、令和2年度地域別最低賃金について、「引上げ額の目安の提示は困難」とする答申を行った。「現行水準の維持が適当」と指摘している。
引上げ額の目安を提示しなかったのはリーマン・ショック後の平成21年度以来。
今後、各地方最賃審議会で調査審議と答申を行い、各都道府県労働局長が地域別最賃額を決定する。

このような点でも、日本の労働者って本当に弱い立場で、コキ使われるんだなと思います。報われないよね。

大事にされない非正規社員
コロナ失業する非正規の女性「同じ人間とも思われない」
今回のコロナ禍でたくさんの派遣社員が雇い止めを余儀なくされている。
正規社員に比べ非正規社員は雇用の調節弁になってしまい、このような不況時には真っ先にクビを切られる。
正規の社員と同じように即戦力で高い能力を持った人を採用時には求めるのに、切るときは非正規から。
やりきれないよね。

関連リンク
ブラック企業ユニオン
労働者を長時間労働やパワハラで使い潰す企業の改善に取り組む団体です。
「職場を改善したい」「残業代を請求したい」など、相談を受け付けています。

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事