派遣労働について考える。

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派遣労働について少し見ていきましょう。

私は以前まで派遣社員として全国のリゾートホテルに住み込みで働いていました。
働きたいホテルも働く期間も自分で選ぶことができ、旅するように働けて良いなと感じていたのですが

「派遣社員は時給が高いから」という理由で

派遣先の人からキツい扱いを受けたり

コストとして見なされ労働時間短縮の対象になったり
(せっかく稼ぎにきてるのに時給で働いているからかなりキツかった)

15分区切り、端数切り捨てのタイムカードを方式の現場では
14分間めいいっぱい働かせて15分になる前にタイムカードを打刻させるセコい労働搾取にもあいました。
(社員が勝手に私のタイムカードを打刻してキレ散らかしそうになったこともあります)

派遣社員としての働き方について疑問を持ったのはこういう派遣労働をしている際に
雇用形態が「派遣」という理由で嫌な気分になることも多かったためです。

こちらは派遣元・派遣先企業サイドに立った業者のサイトです。

【改正派遣法のポイント解説⑤】 派遣労働者への派遣料金の明示|はけんのプロ人材派遣業許可.info
2012年段階の改正派遣法についてです。

【改正派遣法のポイント解説⑤】 派遣労働者への派遣料金の明示
派遣労働者の賃金ではなく、「派遣料金」。

すなわち、派遣元が派遣先からもらう料金を、派遣労働者に伝えなければならないのです。

派遣元が派遣労働者に派遣料金を伝えれば、賃金との差額がひと目で分かります。

いいかえるなら、「あなたに払っているのはこれだけの金額だけど、実際には派遣先から、これだけもらっているのだよ」というメッセージ汗

【改正派遣法のポイント解説⑤】 派遣労働者への派遣料金の明示

派遣元が派遣労働者に対して
あなたを企業に派遣する際に派遣先からトータルでもらう料金を明示します。という話ですね。

【改正派遣法のポイント解説④】 マージン率等の情報公開|はけんのプロ人材派遣業許可.info

【改正派遣法のポイント解説④】 マージン率等の情報公開
「マージン率」とは、簡単にいえば、派遣料金(売上)と派遣賃金(人件費)との差額。

いわば粗利のようなものですね。

今回の改正で、これを公開しなければならなくなったのです。

国から許可を受けなければできない業務は数多くありますが、これほど厳しい報告を義務づけるケースは少ないですね。

【改正派遣法のポイント解説④】 マージン率等の情報公開

派遣社員が辛いと感じる理由|辞める前に行える解決策とは

不安定な雇用
雇用の調節弁となるため、派遣先の企業の業績が悪ければコストカットとして真っ先に契約解除となりやすい派遣社員。

基本的に高めの月給や時給設定となりますが、賞与や昇給は期待できません。
企業の利益のために努力しても頑張りが反映されないとなるとやる気もわきませんよね。

長期雇用となり5年目の更新の際に「無期雇用転換」を主張すれば更新なしで働くことができるのですが
これによって正社員として雇用形態が変わるわけではありません。

派遣先企業に無期雇用転換を主張して難色を示されたらガックリきちゃいますよね。。
そこまでして居たい企業なら正社員登用に切り替えてくれてもいいじゃないかと思ってしまいます。。
それをしない企業という時点で正社員として雇いたくない、ぎりぎりまで派遣社員として使いたい理由があるんじゃないでしょうか。

税制から見る派遣労働

派遣先にとって派遣労働者を雇う費用は税制控除ができる便利なもの
企業は人手がほしいときに派遣社員をつかいます。
このとき派遣労働を活用することになり労働者の派遣を受ける会社とその会社に派遣されてくる派遣労働者との間には原則として雇用関係はない。
派遣を受ける会社が支出する金銭は労働者派遣法の適用のある労働者の適用のある労働者の派遣に係る対価(労働者派遣料)になり、給与ではなくなる。

対価を支払った会社は仕入れ税額控除ができることになる。
消費税を引き上げるときは労働法制の方で適正な規制をしないと派遣労働がさらに増える可能性がある。

派遣先企業にとって派遣労働者はスポットの人員補充でしかなく
足りない時は補充して不要なときは取り外し可能の便利なものでしかないんですよね。

派遣元企業にとっては派遣労働者が文句を言わずに働いてくれるよう
そしてマージンがいくらか明示したくない理由を抱えているんだなと思います。

派遣労働って、労働者サイドも雇用者も、派遣先もウィンウィンなのかと思っていたけど
ちょっと仕組みとしていかがなものなのか。
もっと労働者も幸せになるような形にならないかなと思うのです。
今からまた派遣社員として働こうと思えないんですよね。。

やっぱり望ましい雇用形態って
正社員>契約社員>派遣社員>アルバイト・パート
なのかな〜と思います。

もちろん本人の都合にもよりますけどね。

学校に通っていて勉強したいからフリーターでアルバイト雇用で働くとか。
短期間でがっつり貯金をしたいから派遣で月給・時給の高いところで働くとか。
自分がやりたいことのために合わせて働き方も選んで良いとも思います。

正社員雇用の場合には副業可のところが良いですね。
本業だけで食べていけるような賃金を出してくれるようなところなら良いですけど
今の時代、仕事を一つに絞るより複数いろんなビジネスを持っていた方がリスクが分散できて良いですし
そこで得られる知見が本業にも役立つとも思います。
そういう時代の流れに柔軟になれる企業とのご縁があると良いなぁ。

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