コロナショックと女性の貧困問題。女性は下級労働者なのか?

今も世界・日本国内で感染拡大している新型コロナウイルス。
コロナが直撃した業界(特にサービス業)で働く女性の減収・失業が多く、
女性の自殺者が例年に比べ増えていることから、
国内の女性が特にしわ寄せをくって、大変な状況下にあることが考えられます。

コロナ禍の「女性不況」、“学歴による格差”の影響が深刻化している 
コロナショックで営業がダウンした業界では、非正規の女性が多く働いていたために減収・失業を余儀なくされた人々と
そして女性というくくりで見たときに学歴差による就業格差が広がっているということが分かる。

コロナ禍の下で1年以上が過ぎ、さらに6月20日まで緊急事態が延長されることとなった。繰り返し出される緊急事態宣言で、様々な業種が体力を失いつつある。コロナで特に大きな影響を受けたのは対人サービス業であり、飲食・宿泊・観光など非正規で働く女性の多い業種である。そのためこのコロナ不況は特に女性の雇用に打撃を与え、女性型不況とも言われている。

私自身も「サービス業」「非正規職」「女性」で
今回のコロナ危機で失業したうちの一人です。

2020年の3月頃まで、地方のホテルで派遣社員として働いていました。
春節シーズンのなか、インバウンド客が減ってはいけないと入国制限をかけるのも遅く、
欧州・米国でも感染が広がって大変なことになっていると毎日海外メディアのテレビを見ていました。

私が働いていたホテルは外国の訪日観光客が9割を占めるところでしたから
日に日に海外のゲストの予約が減っていくのを見て
「ああ、ホテルの仕事はなくなるな」と予感しました。

そしてダイヤモンドプリンセス号の寄港時のずさんな対応を眺め、日本国内でも大変なことになるだろうなと思ったので
シフトが削られ始めたところで早めに派遣を辞めて実家に戻って体調が良くなかったので療養も兼ねてひっそりしていました。

まさか2021年になってもこんなに長引くだなんて思っていませんでしたし、
人がばたばた死んでるなかオリンピック・パラリンピックも強行しようとしているとち狂った政府だなと日々底が抜けた我が国を見ています。

女性の自殺者が増えている原因は不安定な非正規雇用で
コロナ危機で仕事を失ったり減収したことによる生活苦が挙げられます。

生活保護を受けるくらいなら(受けて親族に知られて屈辱を味わうくらいなら)死んだ方がマシだ
誰かの迷惑になるくらいなら、死んだ方がマシだ
と自己責任を強く感じてしまいやすいのが、みんなが現代の競争社会の波にのまれてしまった結果なのかなと思います。

現代の労働社会は男性に適した形になっている

現代の労働社会って男性に適するようにつくられているものなので、女性ってそもそも歓迎されていない世界であることを知ったんですね。
ベティ・L・ハラガンの「ビジネス・ゲーム 誰も教えてくれなかった女性の働き方」を読んだんですが
これは就活前の全ての女性が読むべきものだったものなのでは…?と思いました。
あと娘さんがいる親御さんも読んでおいた方がいいかもしれませんね。

就職すると組織やチームで仕事をするわけだし、
どうして女性は男性に仲間として受け入れてもらえないのか、蚊帳の外なのか…それらの理由がわかります。
コラムニストのジェーン・スーさんが
私たちが「真面目に」「一生懸命」「他人の分までフォローして」働いても、まったく報われない理由がすべて書いてあります。とこの本を紹介されていて読んだんですけど
「あー、そうだったのね!だから組織でうまくやっていけなかったのか!」と気付けてよかったです。
もっと早く知りたかったな。と思うのでした。

企業戦士になれない者は大事にされない下級労働者

で、仕事や待遇についても男性は優遇される代わりに企業戦士になることを求められるわけです。
サービス残業や転勤に文句を言わない。会社の命令は絶対服従。
それを受け入れるのなら、それなりの給料とポジションが与えられるのが日本の労働社会。

男性優位につくられた社会なんだけど、
男性社会のなかでも「成功できる人・お金を持っている男性」「競争から外れてしまった非正規男性」と二分にぶんされ、格差が生まれるようになってしまったんですね。

「どうせ結婚・出産で女の人は辞めるから」「腰かけでしょ?」
女性労働者っていうのは結婚や出産で労働社会から離脱してしまう可能性があり、男性ほどには会社に全てを捧げられない半端な労働者と思われているからそもそも採用しなかったり、採用するとしても会社の重要なポジションになるための育成コースには置かれなかったりするんですね。
「どうせ辞めちゃうんでしょ?」とか「腰かけでしょ?」ってやつです。


レペゼンサンリオ、「アグレッシブ烈子」のシーズン1はトン部長に「おい、腰かけ!お茶!」なんて呼ばれてる烈子ちゃんがデスメタボイスでストレス発散しつつ、周りの方に助けられながら成長していく話があって面白いので観てみてください。

現代において、労働社会で男性ですら待遇が悪くなっているなかで、女性っていうのは下級労働者の扱いなので、彼女たちの労働環境をよくしようとはならないわけです。

男の人同士でも格差ができて雇用の待遇が悪くなったとき
下級労働者として見なされている女性労働者はさらに窮地に追いやられるわけです。

そして、さらに外国人労働者においても見えない階級が存在しますね。
高給で歓迎される労働者はエンジニア。
そして特定技能・技能実習生など。外国人労働者の雇用も、人間扱いされないような待遇で問題になっています。

努力しないと権利が手に入らないって、「格差があって当たり前だ」ってこと?

この世には、平等などといいつつも
その人の生まれや性別など、生まれ持ったものですでに越えられない分厚い壁ができるのだなと思いました。

「本人の努力でどうとでもなる」とも綺麗事は言えるけど、努力しないと越えられない壁って
社会が格差を容認している、ということでもありますよね。

壁を構成している社会にも問題があるんじゃないの〜
圧倒的な努力をして結果を出した人しか得られない権利ってなんなんや〜とも思うわけです。

新自由主義的な思考って、勝者になれない自分や他の人までも追い詰めてしまうと思います。
結局、勝者と敗者が存在する世界で、勝ち組で搾取する側に回れたんだから美味しい思いできてOKじゃんっていうのもおかしい話ですよね。

社会に対してできること、個人の人生に対してできることの両輪で走ろう


このブログを読んでくれている親愛なる同志においては
ぜひ、この社会の問題に対して自分なりの考えを持っていてほしいと思うし
そんなのおかしいよね!と思う方はぜひ一緒に声をあげてくれると嬉しい。

社会に対して自分ができることをしつつ
その社会の問題の魔の手にどう引っかからないで、絡め取られてしまわないようにして自分の人生を幸せに生きるかを模索していこう。

社会の一員としてできること

社会の一員としてできることは個人でできることは限度があるけど私は

  • 社会問題について語られている本やメディアをチェックして問題に対しての認識や理解を深めること
  • 改善しようと試み活動している団体をサポートすること、キャンペーンなどに署名すること
  • 自分が関心を持つNPO法人などのボランティアに参加すること
社会を変えるキャンペーンに協力しよう

困窮者を生活保護制度から遠ざける不要で有害な扶養照会をやめてください!
Change.orgで東京つくろいファンドの稲葉剛さんが生活保護申請時の扶養照会(親族に連絡がいくこと)をやめるようキャンペーン活動をしています。
扶養照会は生活保護を申請させないための水際対策だと言われています。頼れる家族がいないから生活保護申請するんじゃん!って思いますよね。
抜本的な改革が行われることを望みます。
よければ賛同お願いします。

個人の人生を幸せにするためにできること

また、社会が変わることを望みつつ、個人の人生も守り、幸せになる自由がある。
ピンチのときに忘れないでいたいことは

  • しんどくなったら生活保護を受けよう
  • 自分が使える公的支援は遠慮なく使おう(失業保険、住居確保給付金職業訓練など)
  • 心と体は故障する前に自分で守ってあげよう

生存戦略・秘密基地では自分らしい人生を獲得するために
この社会の現実と向き合い、闘い方を模索している。
引き続き、頑張っていきたい。

なたりー
いざというときは自分を守りましょう。知恵と勇気で乗り切りたいですね

最近になって「女性の貧困」という切り口で語られる場面を目にするようになった。
やっと女性が抑圧・搾取されていたことに気づかれ、フォーカスされるようになってきた。
これは自己責任なんかではないと、声をあげる人が増えることを願います。

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